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BOSS DM-2(アナログ・ディレイ) [楽器・機材紹介]

今回はとても古い機材の紹介です。BOSSのアナログ・ディレイDM-2です。エレキ用のペダル・エフェクターです。現在、発売している技シリーズのDM-2Wではなくオリジナルの方です。DM-2を使ったアドリブ演奏を動画で紹介します。

BOSS OD-2

DM-2は、エレキを買ってすぐに友達からもらいました。なので、自分にとっては初めてのエフェクターとなります。1982年頃です。ディレイは、こだま(山びこ)的な残響を作るエフェクターです。いわゆる泣きのギター的なスローテンポのリード・ギターには必須アイテムと言えます。

現在では、リバーブを含めて残響系のエフェクターは高品位なデジタルのエフェクターやPC用のプラグイン・アプリがたくさんありますが、当時はまだデジタル機器は黎明期でした。当時、出始めのデジタル・ディレイは何百万円もして、まだ鉄板やスプリングを用いた大掛かりな装置が主流でした。そのような時代背景なので、アナログとは言えペダル・エフェクターのサイズにディレイが入っていると言うのは、それだけで凄い機材だったのです。

3つのつまみは、REPEAT RATE:ディレイタイム、ECHO:エフェクトの音量、INTENSITY:フィードバックです。肝心の音ですが、現在のデジタルの音とはまったく異なり、ものすごく劣化した音がこだまとして鳴るだけです。INTENSITYを最大にすると発振したような音になってかなりクレイジーだったりで時代を感じる音ではあります。

当時、自分はオリジナル曲の録音で自然な残響(今で言うとルーム・リバーブ)の代わりに、すべてのエレキのパートにかけて録音してました。ディレイ・タイムを極端に短くし、フィードバックを多めにして、僅かにエフェクト音が聞こえる程度のセッティングで使ってました。その後、1987年頃にデジタル・リバーブのRoland DEP-5を購入し、DM-2は役目を終えました。

今回、30年ぶり(?)にDM-2を使って演奏動画を作ってみました。アドリブの一発録りです。やっぱり、ロング・ディレイのこの音は気持ち良いですね。演奏ですが、バックのシンセはRoland XV-3080。エレキはいつものストラトBOSS OD-2で歪ませて、DM-2からアンプシミュはLine 6 Pod2.0でRoland JC 120のシミュレートです。では、どうぞ!


リンクはこちら → https://youtu.be/UN2CYmZp0XM

Copyright 2021 Katsumi Ochiai

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KOVCH

DM2やはり良い音ですね。
デジタルの綺麗で煌びやかなディレイも好きですが、アナログの気持ち良さというかゆるさみたいな感覚ははどんなにデジタルが発達してもなかなか再現できないところだと思います。
by KOVCH (2021-01-23 14:26) 

ok-rock

> KOVCHさん
コメントありがとうございます。
そうですね。実際の音は超Lo-Fiなんですけど、演奏するととても良いですよね。アナログ機材は本当に不思議です。
by ok-rock (2021-01-23 21:44) 

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