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"ひかり" アレンジ編 [ボーカロイド曲:制作中]

先週の作詞編に続いてボカロ曲の製作記事です。今回はシンセ中心でアレンジ中の音を紹介します。画像はメインのドラムとベースの打ち込みです。

ひかり PianoRoll

前曲に続いて今回もシンセを主役としたアレンジです。前曲よりテクノっぽさを抑えつつも、シンセの音色を多彩に使った曲にしようと思ってます。自分のオリジナル曲のアレンジは音色が少なくシンプルなのが多いですが、たまには違ったパターンにトライしてみようと思いました。

肝となるベースだけで3つの音色・フレーズを重ねてみました。なかなかリッチな音ですが、ちょっとやり過ぎかもしれません。この後、歌が入ると音が飽和しそうでミックスダウンが難しそうです。とは言うものの、良い感じではあるので、このまま進めてみるつもりです。

演奏ですが、2コーラス目の抜粋です。ドラムも含めてシンセはすべてRoland XV-3080。ドラムはサンプリングも使ってます。では、どうぞ!


(製作期間 : 2019年9月~) 

Copyright 2019 Katsumi Ochiai

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"ひかり" 作詞編 [ボーカロイド曲:制作中]

またボカロ曲の製作をスタートしました。いつものように歌詞の紹介からです。

Hikari music

しばらくエレキ中心のアレンジが続いてましたが、前回の曲でシンセ中心のアレンジに路線変更しました。今回もその路線の予定ですが、さらにシンセを上手く使いたなーと思ってます。

作詞の方も前作の続編っぽくしてみました。前作は扉から溢れる光が希望へのモチーフとなってましたが、今回は、そのまま光そのものをモチーフにしてみました。しかし、前向きな歌詞を作るつもりでしたが前作より暗くなってしまったかもしれません。

前作もそうでしたが、ハッピーなラブソングを作ろうと始めても、やっぱりいつものパターンになってしまいます。愛する二人が離れ離れってパターンは、もう自分の歌詞スタイル、、、と開き直るしかないですね。

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  ひかり

光が差すから 輝く時があるから 信じてる いつまでも 君に会うため

過ぎ去る日に身を任せ  風のように流される
伝わる気持ちがあれば 僕はどこに行くのだろう

君を思う 遠く離れていても 君の笑顔と優しさを感じる

光が差すから僕は歩き始めるよ この道を照らすから迷いはしない
君が泣いた日に僕は途方に暮れたよ でも今は分かるから 光を受けて歩く

うつむいてたあの頃は 君の顔が見えなくて
それでも光が差して 二人を見守ってたよ

背中押した その力を信じて 僕は過去をきれいに捨て去った

光が差すから君を信じ続けるよ どこまでも歩くから 君に会うため
今も見えるから君が笑ったあの日が 輝いて導くよ 光を受けて行くよ
そしていつの日か暖かい光を受け いつまでも手を取って 二人をつなぐ光

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(製作期間 : 2019年9月~) 

Copyright 2019 Katsumi Ochiai


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宅録史5:複雑なものから法則を探せ [連載読み物]

自宅録音の黎明期を語る自分史の続きです。

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しばらくの間、歌謡曲を作曲してましたが、やはりハードなインストをやりたくなりました。そこで、1曲作りましたが、、、(こちら)。

まず、ギターの音が酷かったです。以前、書いたようにエフェクターから直接ミキサーへ入力して録音してたのですが、歌謡曲の時はクリーンな音色だったので何とかなりましたが、エフェクターで歪ませた音はとても酷い音でした。当時はアンプシミュレーターなどの機材もないので、ハードロック固有の歪んだ音色は、大きなアンプで大音量を出してマイクで録るしか方法がありませんでした。しかし、防音設備のない自宅では無理です。

それよりもギターが下手でした(エレキを買って、まだ2年です)。インストはどうしてもアドリブなどの高度な演奏技術が必要になりますが、それは無理な話。自分にはまだ早いと思いました。まだ、ハードなギターを録音するすべもなく、次に目をつけたのはクラシックでした。

ポップス、ロックと同じようにクラシックも好きで、ラジオでよく聴いてました。しかし、作曲のお手本として聴くには難解なのは訳が分からないので、バッハなどのバロック音楽が好きです。まずは、この辺に手をつけようと思いました。

まだ、音楽理論を勉強してないので、大編成のオーケストラなどが分かるはずもなく、小編成の室内楽やオルガン曲が多いバロックに目をつけたのは正解でした。まずは、前にラジオで何回か聞いたバッハのバイオリンのソロ曲の譜面とレコードを買ってきました。が、しかし、このもくろみは大きく外れることになりました、、、。

譜面を見ても訳が分かりませんでした。そこには、#やbだらけの音符が並んでいました。不協和音ぽい個所はともかく、聴いた感じは何気なく流れるようなメロディーであってもいっぱい並んでいました。当然、歌謡曲で身につけた「コード進行の法則」では歯が立ちませんでした。

それよりも、もっと驚いたのはメロディーが同時にいくつも演奏されていることでした。そこにあるのは、伴奏(=コード)とメロディーという図式はなくて、各パートが勝手に演奏しているのに全体でハーモニーになっていると言うものでした。バイオリン一つでこれをやられたら一たまりもありません。降参でした、、、。

が、それも悔しいので譜面とレコードを比較して何度も何度も聴きました。そして、おぼろげながらも複雑さの中にも「法則」があることにに気が付きました。知識・理論も知らずにとにかく耳で覚えて、それを模倣して2曲作ることに成功しました(他に未完成は山ほどあります)。当然、クラッシックの楽器はないので(当然シンセも持っていない)ギターとMTRで何とかして録音しました(こちらこちら)。

宅録史_05

その後、書物から知識・理論を修得して「どんなに複雑なコード進行でも最初に発見した3つの法則で説明出来ること」、「複数のメロディーが同時になるのはポリフォニーと言ってハーモニーの基礎であること」に気付いたのは、7、8年ほどたってからです。

その後、この教訓からシンプルなコード進行でもただ単純にコードを並べることはやめるようになりました。コードと言うものは音楽を良く分かっていない人に簡単にハーモニーを教えるものであって、各声部が別々の歌を歌うように「奇麗に」配置しなければ、本当のハーモニーは得られないことに気付きました。そして、我々がやっているような音楽は、クラッシックの世界では200年前にすでに「古い」ものになったものの焼き直しなのであることにも気付きました。深遠な音楽の世界を垣間見たことによって、さらに作曲に励むことにないります。

 今回の教訓:すべてはクラシックに学べ

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上手くなるには? [雑感]

楽器をやっていれば誰もが上手くはなりたいと思います。でも、一流のプロの演奏を聴けば自分との腕の差は歴然。多くの人(特に初心者)は、「どんな練習をしたら上手くなれるのか?」の疑問を抱いて、ネットなどでその答えを探すと思います。今回は、ちょっと辛口でその疑問に答えてみます。

Paganini

結論から書くと上手くなるためには膨大な時間を練習に割く必要があります。効率の良い上達法はないと思います。「コツがつかめれば」と考える人もいるかと思いますが、そのコツを取得するためには、それができる筋力だったり脳の反射神経だったりが必要で、結局、それは膨大な練習でしか身につかないと思います。

上手い人は何年も生活のすべてを犠牲にして練習をしてきているはずです。そのためには食べたり、寝たりするのと同じぐらいに練習することが必然とならないと時間を確保することは難しいと思います。逆に、生活を犠牲にしてまで時間を確保できないのであれば、上手くなることよりも自分の技量の中で楽器を楽しむことに気持ちを切り替えた方が良いと思います。

そういう意味では、若い頃に練習を積んだ人は強いと思います。社会人より学生の方が時間に余裕があると言う点もありますが、楽器の練習に時間を当てることが日常となり、生活の一部となるからです。社会人になってから始めると、公私ともに過去の経験で慣れ親しんだ時間の使い方があり、そこに練習の時間を組み込むのが難しいと思います。どうしても余った時間で練習しようと思いつつ、結局、時間が余らなかった、、、の連続になりがちです。

クラシックの1流を目指すとなると人並みの生活を諦め、周囲のサポートも必要ですが、ロック・ギターではそこまでやらずとも十分に高いレベルに行けると思います。楽しくてギターを何時間も弾いちゃう、、、となれば、それで十分だと思います。それにしても人並みの娯楽は諦める必要がありますが、それよりギターが好きって言う人が上手くなるのだと思います。「好きこそ物の上手なれ」、、、ですが、「好き」のレベルが人並みではダメってことかもしれませんね。

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