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上手くなるには? [雑感]

楽器をやっていれば誰もが上手くはなりたいと思います。でも、一流のプロの演奏を聴けば自分との腕の差は歴然。多くの人(特に初心者)は、「どんな練習をしたら上手くなれるのか?」の疑問を抱いて、ネットなどでその答えを探すと思います。今回は、ちょっと辛口でその疑問に答えてみます。

Paganini

結論から書くと上手くなるためには膨大な時間を練習に割く必要があります。効率の良い上達法はないと思います。「コツがつかめれば」と考える人もいるかと思いますが、そのコツを取得するためには、それができる筋力だったり脳の反射神経だったりが必要で、結局、それは膨大な練習でしか身につかないと思います。

上手い人は何年も生活のすべてを犠牲にして練習をしてきているはずです。そのためには食べたり、寝たりするのと同じぐらいに練習することが必然とならないと時間を確保することは難しいと思います。逆に、生活を犠牲にしてまで時間を確保できないのであれば、上手くなることよりも自分の技量の中で楽器を楽しむことに気持ちを切り替えた方が良いと思います。

そういう意味では、若い頃に練習を積んだ人は強いと思います。社会人より学生の方が時間に余裕があると言う点もありますが、楽器の練習に時間を当てることが日常となり、生活の一部となるからです。社会人になってから始めると、公私ともに過去の経験で慣れ親しんだ時間の使い方があり、そこに練習の時間を組み込むのが難しいと思います。どうしても余った時間で練習しようと思いつつ、結局、時間が余らなかった、、、の連続になりがちです。

クラシックの1流を目指すとなると人並みの生活を諦め、周囲のサポートも必要ですが、ロック・ギターではそこまでやらずとも十分に高いレベルに行けると思います。楽しくてギターを何時間も弾いちゃう、、、となれば、それで十分だと思います。それにしても人並みの娯楽は諦める必要がありますが、それよりギターが好きって言う人が上手くなるのだと思います。「好きこそ物の上手なれ」、、、ですが、「好き」のレベルが人並みではダメってことかもしれませんね。

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