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オリジナル曲のデーター保管 [楽器・機材紹介]

今回は完成したオリジナル曲のデーターを保存する記憶媒体についての雑感です。世の中の媒体はどんどん変わっていくのでなかなか大変です。


CD-R


自分のオリジナル曲のマスターデーターは古いMacの形式(HFS)のCD-Rで保管してました。今のMacやWindowsでは読めないCD-Rです。今回、新旧Macが扱えるISO形式のCD-Rへデーターを焼いて新しいMacへコピーしました。168曲あるので2日がかりの作業でした。

40年近く曲作りをやっているので、世の中の記録媒体が変わるごとに曲を保存する媒体を変えてきました(と言うか変えざるを得ない訳です)。その都度、苦労して過去の曲をコピーしてきました。媒体の変遷はざっとこんな感じです。

・カセットデープ
・ビデオテープ(VHS)
・DAT(デジタルのテープです)
・CD-R
・HDD (or USBメモリー)

最初期に作ったカセットテープの曲は3、4回コピーされてきたことになります。テープは音質劣化もあるしコピーも難しいので大変でした。DAT以降はデジタルなのでコピーしても音質はキープできるので安心です。また、CD-R以降はPC(Mac)内でのファイルの扱いになるので管理が楽になりました。この時に過去の曲は全てリマスタリングして今に至ります。

ファイルはAIFF形式で統一してます。今までは、16bit/44.1kHzでしたが、これからは24bit/48kHzにします。

マスターのデーターは何かに使うという訳ではないでが、やっぱり自分にとっては大事な財産。記録媒体の変遷に巻き込まれて聞けなくなるのは避けたいですね。


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動画用イラストの作成 [ボーカロイド曲:制作中]

ボカロ曲の制作は新しい制作環境でのミックスダウンで苦戦してます。続けて作業をしても耳が慣れてしまって判断ができなくなるので日にちを置いてにやり直してます。その間に動画用のイラスト描きをしてます。

イラストを描く環境であるClip Studio PaintとワコムのペンタブもWindowsのノートPCからMacへ移しました。流石にメジャーなアプリなのでインストールや設定の移管も整っていて簡単にできました。

で、ノートPCの15.6インチから27インチにディスプレイが変わったので作業がとても楽になりました。描画領域が大きいし参考のイラストなども同時に表示できるしで、お絵描きは画面が大きい方が良いですね。

今回はイラストを描いてる進行状況を簡単な動画にしてみました。お絵描きの腕は相変わらずで、もうちょっと上手くなりたいですねー。


リンクはこちら → https://youtu.be/JFkGaAJawkA

Copyright 2021 Katsumi Ochiai

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"Cry out" エレキ録音編 [ボーカロイド曲:制作中]

ボカロ曲の製作の続き、作詞編ベース録音編に続いてエレキのバッキングの録音風景を動画で紹介です。

今回はいつもより歪みを抑えた音色にしました。とは言ってもアンプ・シミュのドライブの目盛りは、いつもは5ぐらい、今回は4.3ぐらい。微妙は違いです。軽くコードを弾いているので、その差の方が音色への影響が大きかもしれません。

ベースの時も書きましたがテンポが苦手な遅さ。歪みが軽くてミスも目立ちやすいので弾けるようになるまで何回も録音をやり直しました。結果は思った通りになったの良かったです。

動画の演奏ですが、前回のベースと同じ1コーラス目の抜粋です。ドラム、ベースは前回と同じ設定です。エレキはいつものフライングV、アンプシミュはLine 6 Pod2.0でMarshall JCM800(1990年)のシミュレートです。録音作業中の動画ですが音の方は複数のパートから編集しています。では、どうぞ!


リンクはこちら → https://youtu.be/0nU-PJxewYA

(製作期間 : 2021年7月~) 

Copyright 2021 Katsumi Ochiai

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最近の一日 [雑感]

今回はダラダラと近況を書いてみます。


Park and Snack



7月末でちょっと早めの退職をして今は無職です。このブログで書いてるように新しい制作環境の習得をしながら趣味の曲作りに没頭してます。Logic Proの習得が大変だったことと、退職後の各種手続きや金銭面を含めた整理などもあり、8月中は忙しかったです。

最近はやっとペースがつかめてきました。大体、朝9時ぐらいから夜8時前後までは曲制作と本ブログを含めたそれにまつわる何かしらをやってます。仕事をしてた時と同じように決まった時間で生活してます(仕事はもっと残業してましたが)。

ただし、合間に他の事もしてます。庭の花や野菜の手入れ、お昼寝、自転車散歩とかです。自転車は体力維持のために10年ぐらい前から乗ってますが、仕事をやってる時は週末しか乗れませんでした。今は毎日乗ってます。

自転車と言ってもママチャリに毛が生えた程度の自転車で、街中に買い物を兼ねたり公園でおやつを食べたりの力が抜けた散歩です。普通は一時間ぐらいですが、週2回ぐらいは昼食も兼ねて三時間ぐらいブラブラしてます。時間をゆっくりと使えることが今はとても気持ち良いです。

いろいろと片付けなどもしたいと思ってますけど、今は後回しで生活のペースを安定させるようにしてます。とは言ってもハローワークに行かないと、、、もう働きたくはないけど少しは社会には出ないとってことで悩みますね。


タグ:日常
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Macのリモートコントロール [楽器・機材紹介]

新しい制作環境でボカロ曲を制作してます。アレンジが終わって録音作業に入りました。今回はLogoc Proのリモートコントロールの小ネタです。

ミニキーボード

演奏を録音する時はMacから少し離れてギターやベースを弾きます。ギターのネックなどがディスプレイや机などにぶつからないようにです。ディスプレイがブラウン管の頃は盛大にノイズが出るので1〜2mは離れてましたが、最近はPCからほとんどノイズが出ないので50cmぐらいですね。

そこで困るのが、Macのキーボードが届かないことです。キーボードが再生や録音ボタンの代わりなので演奏の前後に頻繁に操作します。

で今まではミニキーボード(鍵盤の方です)のCASIO GZ-5からMIDI信号でリモート操作をしてました。で、今回からミニキーボード(PC用です、紛らわしい!)のBUFFALO BSKBB700からBluetoothでリモート操作をしてみました。

Macのキーボードと同じように再生・録音以外も多くの操作ができるので便利かと思いました。しかし、テンキーがないのが失敗でした。テンキーに割り当てられたショートカットは多いのですが、それが使えませんでした。鍵盤の方に戻るかは、ちょっと悩み中です。

こんな感じで、テレワークで使ってた色々な機材を音楽制作に流用してます。というか、業務効率改善を方便に音楽制作に使えそうな物を買ってたわけですが、、、。



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"Cry out" ベース録音編 [ボーカロイド曲:制作中]

ボカロ曲の制作、先週の作詞編に続いてベースの録音風景を動画で紹介です。

今回はパンクバンドのバラードっぽいアレンジで作ろうと始めました。制作環境が新しくなったので、ギターの歪みを抑えた生々しい音が録れるかと思ったためです。

なので、自分にしては珍しく遅いテンポ(BPM=102)にしました。ところが遅いのは苦手。ギターもベースも走っちゃってアレンジ作り段階から苦労しました。結局、ダブルビートにしてしまったり、いつものパターンに近くなりそうです。まあ、それはそれでOKですね。

あと、やっぱり新環境での録音なので操作に苦労しました。前日に2回目のワクチン接種だったのもあります(なのでいつもは立って弾くベースですが動画では座って弾いてます)。でも、1曲録り終わる頃には習得した感じ。体調もOKです。

動画の演奏ですが、1コーラス目の抜粋です。ドラムは打ち込みでLogic付属の音源。サンプリングも使ってます。いつものベースMaxon CP-9MXR M80 Bass D.I.+の組み合わせです。録音作業中の動画ですが音の方は複数のパートから編集しています。では、どうぞ!!


リンクはこちら → https://youtu.be/PM3UOj6LDDw

(製作期間 : 2021年9月~) 

Copyright 2021 Katsumi Ochiai

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YAMAHA 02R ② [楽器・機材紹介]

前回の続きで、YAMAHA 02Rの機材紹介です。今回は、長年、我が家で活躍してきた時の使い方についての説明です。現在ではメインが新Mac miniとLogic Proに置き換わってるので使い方が変わってますが、そちらはそのうち記事にします。

YAMAHA 02R

音楽制作に使っているPC(旧Mac)は、昔々の非力なマックだったので、昨今の音楽制作環境のようにPC内ですべての作業は出来ませんでした。録音はPC内にしますが、どちらかと言うと、我が家ではPCより02Rの方が主役でした。

まず、録音ですがマイクなどすべての入力は02Rでデジタル変換してPCへ送りPC内へ録音します。マイク・プリアンプの音色がお気に入りなためです。YAMAHAらしいクリアな音ですが、少し過大入力した時の音圧や音色の艶の出方がとても気に入ってます。デジタル機材でありながら、アナログ回路もとても優秀なのだと思います。

ミックスダウン時は02Rが活躍します。PCに録音した音声はPC内で音量の調整やオートメーションは設定しますが、PC内でミックスはせずにパラアウトのままデジタルで02Rへ入力します。PC内でのエフェクトもコンプレッサー等を数個使う程度で、それ以上はPCのパワーが足りなくて無理です。

同時にMIDIで演奏される外部のシンセ類はPC内へ音声として録音はせずに、アナログで02Rへインプットして02R内でミックスします。オートメーションの代わりに02Rや外部のシンセ類をMIDIで操作することも多いです。02R内にオートメーションを記録することも可能ですが、現在では使ってません。

このようにPCから再生される音声とPCからMIDIで演奏される外部のシンセが同期されて02Rへ入力され、外部のエフェクターも含めて、すべての音声が02Rでミックスされます。そして、ミックされた音をPCへ戻してミックスを録音します。信号の流れ下図です。

02R Setup

と言った感じで前時代的なシステムですが、ムービングフェーダーで視覚的にバランスが把握しやすいこと、そして、なんと言っても音がとても良いことが02Rを使い続けている理由です。特にミックス時にかなりピークをオーバーしてもデジタル的な歪にならなず、アナログ的に歪むのもお気に入りです。

現在ではデジタル・ミキサーは、ライブで使われる一部のプロ用しかなく、02Rは音楽製作がデジタル環境になり、その後、急速にPCへ移行する過渡期に生まれた一時的な産物だと言えます。しかし、YAMAHAの技術と経験が詰め込まれた02Rは、数値では表せない音の品質を含めて、プロのクオリティーがアマチュアにも買えるという点では貴重な機材かもしれません。

タグ:YAMAHA 02R
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ボカロ調声の環境改善 [楽器・機材紹介]

Mac miniとLogic Proの新しい制作環境でボカロ曲の制作を進めてます。今回はボカロの調声の環境改善です。

Lenovo Y50 & Man mini

今までの古いMacではボカロが扱えないので、ボカロだけはリビングにあるWindowsのノートPCで作業をしてました。ノートPC→オーディオ・インターフェース(TASCAM US-100)→ヘッドフォンの環境でした。

で、新しいMacになってもノートPCでやってます。実はボカロを入力しているアプリ(PiaPro Studio)が最新のMacのOSに対応してないんです。古くても新しくてもダメ、、、なかなか難しいです。

とはいっても作業環境を改善しました。今回からは、ノートPCの光デジタル端子→Macのオーディオ・インターフェース(Digiface USB)→ミキサー(YAMAHA 02R)とすべて光ケーブルでつないで音楽制作環境のモニタースピーカーで聴けるようにしました。

ノートPCに光端子が付いていたのと、Macに繋いでいるDigiface USBが、Macを通らずにPCから02Rへスルーするルーティングが設定出来るのがミソですね。

デジタル接続になったので格段に音が良くなりました。依然としてMacとノートPC間でデータのやり取りは必要ですがクラウド経由で瞬時にコピー出来るのでストレスなく作業ができるようになりました。しばらくはこれでやってみます。

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”Cry out”作詞編 [ボーカロイド曲:制作中]

機材の刷新が一段落してボカロ曲の制作を再開しました。いつものように作詞から紹介です。


Cry out Music


20年以上前の古い機材から最新の録音機材になったので、今まで作れなかったアレンジをやろうと思います。とはいってもシンプルでポップなロック路線は変わりません。でも、生々しい音だったり迫力のある音だったり、今時の音にしたいと思ってます。どこまで出来るかは未知数ですが。

で、詞もいつもとちょっとだけ違うかもしれません。例えば、”I love you”を使うのは初めてですね。なかなかストレートな表現なので使うのに躊躇しますが、生々しい音にしたいので詞も生々しく、、、ってことで。

ちょっと物悲しいラブソングにしたいと思ってますが、やっぱりバンド的に青春パンクかな?

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 Cty out

先が見えない道を歩いてた もがいて痛みを忘れようとした
でも君がいるただそれだけで けがれた世界に僕はまだ生きている

明日のことなんて分からないと 後ろを振り向いては嘆いていた
そんな僕でも大きな声で 愛を叫ぶ時が来ると信じていた

暗い道一人で歩いたら 君の顔が浮かんだ
今はただすべてを受け入れて 強くなろうと誓う

(※)
I love you 君に伝える 今はまだ届かないけど
僅かな光目指して進む 溢れる星を求めて
I love you この手の中に 握りしめる勇気がある
そして恐れる闇夜を砕き 届くと信じて叫ぶ
I love you

まだ終わりではないと分かるから 夕暮れの街で失ったものを
僕は絶対取り戻すから 君を愛し続けるためただそれだけ

日が落ちて朝日は昇らない 視界が失われる
悲しみがまぶたに滲み出る でも僕は恐れない

I love you 僕は叫ぶよ 後悔はしたくないから
あの日の涙覚えてるから 二度と繰り返さないよ
I love you いつの日かまた 君のぬくもりを感じて
やすらぐ時が来ると信じる だから僕は闇を裂く
I love you

(※ 繰り返し)

先が見えない道を歩いてる 君への想いを今僕は叫ぶ

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(製作期間 : 2021年9月~)

Copyright 2021 Katsumi Ochiai


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YAMAHA 02R ① [楽器・機材紹介]

また古い機材の紹介です。今回はデジタル・ミキサーの02R(Version 2.0)です。

YAMAHA 02R

今どきはPCのアプリの中で02Rとは桁違いに高性能・他機能なミックスが出来てしまうので、今となっては02Rは無駄にデカくて不要な機材とも言えます。でも、02Rの使い勝手や音の良さもあり、つい最近まで中心的機材として活躍してした。2回に分けての記事で、今回は主に02Rの機能と我が家での設定についてです。

02Rは、最大入力40チャンネルのミキサーです。全チャンネルには4バンドEQとコンプレッサー(リミッター)が装備されてます。エフェクトは残響系を中心としたマルチ・エフェクターがエフェクト送りで2系統のみです。デジタルフォーマットはさすがに昨今の機材のように高性能ではなく24bit/48kHzまでです。自分は16ビット、44.1kHzで入出力してましたが、AD/DA変換は20ビット、内部処理は32ビットで余裕があるためほとんど歪むこともなく、設定に気を遣わずに作業が出来ます。

その他、もろもろの設定はすべてメモリーに保存できます。特筆なのは、21本のムービング・フェーダーが付いていることです。設定を切り替えると電動でフェーダーの位置が動きます。

我が家の製作環境での02Rの入出力について簡単に説明します。約半数のアナログ系のインプットにはマイク、エレキの他によく使うシンセ、エフェクター類をつなぎっぱなしにして、製作中はいつでも音が出るようにしてます。4系統(8チャンネル)あるAUX送りは、内部・外部のエフェクターやパッチベイにつなげてあります。また、スピーカーやヘッドフォンなどもつなげてます。残りの16チャンネルはPC(マック)と入出力双方をデジタル(ADAT)接続しています。

さらに補助的なインプットがアナログ2系統・デジタル3系統あり、CDプレーヤーなどの他、PCから別系統のデジタル接続もしていて、複数のアプリを立ち上げる時に重宝してます。つまりは、音のすべての入出力を02Rで操作が出来るようにしています。

マックとの連携は続編で、、、

タグ:YAMAHA 02R
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