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No.11(歌ものの第1作) [オリジナル曲]

今回は久しぶりに過去のオリジナル曲をアップします。歌物ですが、歌の代わりにメロディーをギターで弾いてます。自分のオリジナル曲としては11番目、歌物としては1番目、作曲を始めた頃の最初期の曲です。エレキを始めて3年弱の頃です。

このブログはオリジナル曲のアーカイブとして始めたので、ブログを始めた頃は、せっせと過去曲をアップしてました。ただ、初期のレベルがとても低い曲や歌物だけど歌が入ってない曲は、他人に聞いてもらうのはイマイチなのでアップしませんでした。最近は、お恥ずかしいところをお聞かせしても良いかなと肝が据わってきたので試しにアップしてみます。

この曲は、初めて作った歌物です。歌詞を作るのは難しかったので、当時好きだった(今もファンですが)アイドル歌手の詩が雑誌に載っていたので勝手にメロディーをつけました。余談ですが、歌詞ではなく詩なので文字数が一定ではなく逆に難しく、次の曲からは自分で作詞をするようになりました。

曲は当時の歌謡曲風ですね。この後、10曲程度、この路線で作りました。当時の知識ではこれしか作れなかったのですが、今思うと、こういうコンサバなものを作るのは基礎を固める上では良かったと思います。

ギターは(ちょっとリズムがずれてますが)なかなか難しいクリーントーンの伴奏を弾いてます。今思うと初心者なのに頑張ったなと思いますが、実際には成功するまで何回(数十回?)録り直したか、、、我ながらよく挫けなかった思います。

演奏は、当時は珍しかったドラムマシンKORG DDM110、いつものストラトに無理やりベースの弦を2本張って演奏したベース、フライングVの伴奏と歌のメロディーの計4パートです。すべてライン録りですが、アンプ・シミュレーターなどない時代なので、ギター用エフェクターのコンプレッサーとアナログ・ディレイを通しただけの直録りです。メロディーのパートは、自作のディストーションで軽く歪みを足してます。PC用にデジタル化した時にマスタリングとしてリミッターや残響を足してます。
 
 
 
おまけで機材紹介。
初めて買ったドラムマシンのKORG DDM110。
KORG DDM110
曲を聴いていただけると分かりますが、今ではありえないほどチープな音。太鼓は10種類しかありませんし強弱もつけられません。3ケタのLED表示のみで1曲打ち込むのは至難の業でした。歴史を感じますね。現存しないのでネットから写真を拝借しました。

以前、紹介したカセットレコーダーのTASCAM PORTA ONEと合わせて、初めて本格的な録音機材を使って製作した曲でもありました。

(製作期間 : 1985年2)  
 
Copyright 2016 Katsumi Ochiai 

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"Stillness Of The Night" 未完成版 [オリジナル曲]

前回、リメークしたオリジナル曲"Days"オリジナル版を製作した1990年頃の機材の記事を書きましたが、今回はそれ以前の1988年の音源です。また、ボーカルの入ってないボーカル曲の未完成版です。今回は、仮歌のメロディーも入ってないので、お聞かせするには忍びないですが、次回、ボーカロイドを入れたリメーク版を公開する予定ですので予告編と言うことで、、、。

Stillness Of The Night メモ&楽譜

今回の曲は前回の"Days"の1年前の作曲です(録音は2年違い)。バンドでオリジナルをやれたらと思って作り始めた頃の作品です。80年代ハードロック風でシンセやギターをたくさん重ねたアレンジです。ただし、今聴くとメロディーや歌詞も不自然だし、ハーモニーなども怪しく、まだスキル不足でした。

"Days"から1stアルバム製作時は、Roland MC-300、TASCAM 688、とシンセやエフェクター類も揃ってきて、自分の録音機材としては第4世代でした。今回の音源は、その前の第3世代です。レコーダーは、それ以前からTASCAM PORTA ONEを使っていて、この曲からMC-300を購入したことでMIDI(打ち込み)の時代が訪れました。

それ以前は、ドラムマシンはあったものの、ギターもシンセもすべてアナログ・テープへ録音するしかありませんでした。まだ、ギターは下手くそ、鍵盤は弾けない、、、と録音が困難で、曲を作るにもアレンジを確認することもままならない時代でした。

MC-300を購入してシンセを自動演奏できるようになり、その後、飛躍的にアレンジ力が上がりました。前回の"Days"は、ほとんど手直しなしのリメークだったので、その後の1年間で作曲・編曲のスキルが急激に上がったのが分かります。自分にとっては、MC-300なくして作曲の道はなかったと言えます。ただし、MIDIの打ち込みの16進数の世界は、それはそれで大変でしたが、、、。

で、MC-300購入直後で、まだまだの作品。さらにアナログ録音でノイズも酷いですが、気が向いたらお聞きください。



おまけで機材紹介です。

◆TASCAM PORTA ONE
TASCAM PORTA ONE
カセット・テープを使用した4トラックのレコーダーと4チャンネルのミキサーが合体した機材です。現存しないので、写真はネットからの借り物です。見た通り完全にアナログな機械です。MC-300と同期すると3トラックしか使えませんし、エフェクト送りなどもなく、録音するだけの機材です。これでも当時は夢のような機材。10万円ほどしましたがヒット商品でした。

ギター録りですが、アンプシミュなどない時代。オーバードライブ(BOSS OD-2)からエフェクター(Roland DEP-5)のショート・リバーブなどでなんとかごまかしてライン録り。これも大変な時代でした。

もう一つおまけネタです。
曲名の"Stillness Of The Night" は、アメリカのバンド、REO Speedwagonの同名曲から拝借しました。マイナーな曲ですが、自分的にはとっても大好きな曲です。

(作詞、作曲 : 1988年9月)
Copyright 2015 Katsumi Ochiai 

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"Days" オリジナル版 [オリジナル曲]

前回、アップしたオリジナル曲の"Days"ですが、記事に書いた通り作曲は1989年で、その当時の音源が残ってますのでアップします。ただし、歌は入ってなくシンセで仮のメロディーを入れてます。今さらの音源ですが、当時の録音機材の紹介も兼ねて記事にしてみます。

MC-300 & DDD-5

今では考えられないと思いますが、当時はまだPCは普及してなく、かろうじてMIDI機器が普及し始めた頃でした。さらに自分はアコギやベースもなく、基本、エレキとシンセ1台(CASIO VZ-1)で曲を作ってました。
"Days"はアコギの伴奏が主役の曲ですが、それさえも頭の中の空想のアレンジでしかなく、ありものの楽器・機材でそれらしく作るしかない時代でした。さらにインターネットもなく、オリジナル曲の発表形態はカセットテープでした。

ということで、今回アップした当時の音源の機材リストです。その後、シンセ(Roland U-220)、エフェクター(Boss SE-50)を買い足したのを除き、1stアルバムの制作時(1993年)と同じ機材です。

シーケンサー : Roland MC-300
ドラムマシン : KORG DDD-5
シンセサイザー : CASIO VZ-1 (ベース、シンセで4チャンネル使用)
エレキ : いつものストラト (クリーンのバッキングとディストーションのソロ)
アンプシミュレーター : ROCKMAN X-100
レコーダー&ミキサー : TASCAM 688
エフェクター : Roland DEP-5、YAMAHA SPX-90Ⅱ

過去に紹介していない機材を紹介します。自分はいらなくなった機材は、すぐに売却するか捨てるのですが、なぜかこれらの機材は捨てられずに残ってます。それだけ、苦労を共にした愛着のある機材なのかもしれません。

◆Roland MC-300
Roland MC-300
PCがない時代は、このような単体の機材でMIDIの打ち込みをしました。フロッピー・ディスクで起動とデーターの保存をします。十数文字の液晶表示で数値を見ながら曲を作り込むので、MIDIのフォーマットに精通していないと何もできません。これで曲を作るのは、根気と想像力が必要でした。

◆KORG DDD-5
KORG DDD-5
ドラム音色はこれで鳴らしてます。一応、サンプリング音源ですが、多分12ビット程度。あまりドラムに聴こえませんし音色のバリエーションはほとんどありません。単体でも打ち込みができますが、データーのバックアップはカセットテープです。この曲では、MC-300で打ち込みをして音源のみを使用してます。

◆TASCAM 688
TASCAM 688
カセット・テープを使用した8トラックのレコーダーと20チャンネルのミキサーが合体した機材です。1トラックを使って同期信号を録音し、MC-300の打ち込みと同期演奏をします。残りの7トラックにギター類を録音しますが、今回はバッキングをステレオで2トラック、ソロの1トラックのみ使用しています。もちろんアナログなので、PCのDTMアプリのように録音後の編集はできないので、絶対に間違わないでギターを弾けないと作品になりません。

当時、すでに作曲・編曲はそれなりの技量を身に着けていたと思いますが、頭に描いた音を実現するのには、まだ十数年先まで機材の進歩(低価格化)を待たなければなりませんでした。アマチュアがオリジナル曲を作るのは困難な時代でした。でも、それだけに苦労から得るものも多かったのかもしれません。

と言うことで前回アップしたボカロ版は、当時作りたくても作れなかった音の再現になります。ということで、当時の音源をどうぞ!

 

(作詞、作曲 : 1989年12月、製作 : 1990年7月)
Copyright 2015 Katsumi Ochiai 

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チャイム7種 [オリジナル曲]

今回は変わった曲。久しぶりにオリジナル曲ですが、いづれも20秒にも満たない短い曲です。

実は「チャイム」として製作したのですが、よくある「キン・コン・カン」的な簡単なものではなく、ちゃんと曲らしく作ってみました。このうち3曲は、実際にある会社でチャイムとして使われています。残念ながら残りはボツになってしまったので、この場でまとめて公開します。

チャイムとして作ったためドラムなどは控えめで、音色もよく響く音を中心に選びました。とは言ってもチャイムとしてはちょっとうるさいかもしれませんね。

曲は3セットになってます。それぞれ、3曲、2曲、2曲とメドレーにしました。基本、打ち込みのシンセサイザーによる演奏ですが、控えめにギターも入れてます。

◆1曲目のタイトルは、"Morning Glow" 朝、昼、晩という感じです。

◆"A Okinawan Break" 気の抜けた感じでお昼休み。

◆"Almost There!" もうちょっと頑張ってという感じです。

いずれも気に入ったので、いつかはちゃんとした曲にしたいと思います。

(製作:2014年12月)

Copyright 2014 Katsumi Ochiai


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"Don't Look Back Again" (アコスティック・バージョン) [オリジナル曲]

今回はめずらしくセルフ・カバー。3rdアルバムに収録した"Don't Look Back Again"をアコギの弾き語りでリメークしました。

原曲はハードなテクノ・アレンジでしたが、元々、作曲した時のイメージは今回のようにしっとりした曲調でした。いつか再現したいと考えていて、今回、やっと実現しました。録音まで終わらせた自作曲を作り直すのは、めったにやりません(今回で2曲目)。それだけ、この曲は個人的に思い入れのある曲なのです。

また、アコギの弾き語りも初めてです。アコギのコード弾きも歌もどちらも苦手。その両者の組み合わせなので自分としては最悪です。まあ、たまには違うことにトライしてみたくなったっと言う感じです。もっとも、録音は弾きながら歌ったわけではありません。別々に録音してます。

アコギは、現在制作中の4thアルバムで多用したために、随分と上達してきましたが、歌は相変わらず、、、。発表するにはかなり厳しいですけど、まあ、恥ずかしがる年頃でもないので出してしまいます。お聞き苦しいですけどスイマセン。

一応、これでも、かなりミックスダウン時に声質を処理をしています。自分の生声を知っている人が聴いたら「あれ?」となるかもしれません。その辺の秘密はまた次回!

(製作:2014年5月)

Copyright 2002 Katsumi Ochiai


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"Over The Sea" [オリジナル曲]

最近、カバー曲やアドリブばかりでしたが、今回は久しぶりに完成版のオリジナル曲。ロックギターのインスト曲です。
前回のROCKMAN X100の記事でアップしたデモ曲を元に作りました。ギターはすべてROCKMANを使って録音しました。

ということで、曲に行く前にROCKMANのお話の続きです。昔々、20代前半の若かりし頃のお話です。

ROCKMAN X100 & H/P

ROCKMAN、雑誌などの評判が気になっていたのですが、大変高価(7万円ぐらい?)。その上、近所では試奏できる店もなく、またYouTubeもない時代、音を確認することもできません。そして、値段に似合わない、あのチープな外見を見ると、なおさら手が出ません。

そうこうしているうちに、仕事でアメリカへ行くことになりました。実は、初の海外旅行、飛行機に乗るのも始めてでした。しかし、仕事のトラブルもあり、あまり楽しい旅にはならず、帰るに帰れず滞在は1カ月半に及んでしまい、かなり辛い状況へ。慣れない海外、しかも何もない街でモーテル住まい。週末は暇と言うか、早く帰らせてくれと言うか、多分、最後の方はやさぐれていたのだと思います。

で、週末は必ず2人以上で行動、絶対にダウンタウンへは行くな、と言う会社のお達しを破りたくなり、何の目的もなく一人でダウンタウンへ徒歩での突入を決行しました。大人しい旅行者的な身なりでは身の危険があるかと思いメタルTシャツ(黒地にドクロなどのプリントTシャツですね)を着用です。

途中、見知らぬお兄さんにしつこく話しかけられてビビリましたが、どうも単にメタル好きの人のようで事なきを得ました。そして、スラム街の入り口に到達。さすがに突入せずに遠巻きに見たところで目標完遂でしたが、そこに小さな楽器店がありました。とても、小さな店でしたが中は若者で溢れて活気がありました。金はないけどバンドやっているような若者が集まっている感じでした。まあ、皆さん、身なりや雰囲気はとても危険でしたけど、、、。

で、その店内を一通り見た後、いかつい店主の目の前のショーウインドウの中にROCKMAN X100を発見したわけです。ここで出会ったら運命ってことで、滞在中の生活費を投げ出して買ってしまいました。まあ、日本で買うより、2万円ぐらい安かったし、、、。

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と言う出会いがあったROCKMAN X100、前振り長くてスイマセン。
今回の曲はその音色を最大限に生かして作りました。基本的なバッキングは前回のデモ曲と同じです。
追加したソロパートはすべてROCKMANの"DIST"の音色です。
今回は、ほとんどのパートはECHOを切ってミックス時に残響を足しています。
ギターは、アドリブ・ソロのみストラト、後はすべて前回同様にフライングVです。

自分なりのBOSTON、トム・ショルツへのトリビュート曲になりました。
では、お聴きください!

(製作:2014年4月)

Copyright 2014 Katsumi Ochiai


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Cembalo Solo in E minor [オリジナル曲]

正月なので格調高くバロック音楽的なチェンバロの独奏曲です。
、、、と言うわけではないですが、随分、久しぶりに過去に作った曲です。

お聞かせできるそれなりの完成度の曲は、すでにアップしてしまったので、今回のは掘り出し物。
まあ、こんな曲を聴いていただいてもとは思いますが、、、。

作曲を始めた頃、バッハの小曲を楽譜と照らし合わせながら勉強しました。
まだ、1曲仕上げるのは難しかったので断片的に作曲をしてました。
後々、シンセイザーを購入後、その頃の楽譜を元に仕上げたのがこの曲です。

まさにバッハの真似っぽくて曲はイマイチですが、バッハで覚えたポリフォニーの技法は、自分のアレンジの特徴になったと思います。

(製作:1993年9月)

Copyright 1993 Katsumi Ochiai


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Stay Out [オリジナル曲]

前回、「Hard Driving!」の仮題で一部をアップしましたが、
あらためてタイトルを変えて完成版を公開します。
とてもノリの良いロック・ギターのインスト曲です。

この曲のオリジナルはギターのアドリブ・ソロとして録音したものです。
こちらです → Guitar Solo <Hard Driving!>

今回、曲として仕上げるにあたって、最初に録ったソロの部分は、録り直さずにそのまま使いました。元はアドリブとして弾いたつもりだったのですが、一つのフレーズをだんだんと崩していくスタイルだったので、そのままインスト曲にぴったりでした。

今回、新たに加えたアドリブの部分も含めて、いつもの自分のギター・スタイルとはちょっと違ったラフな演奏で気に入ってます。

(製作:2013年7月)

Copyright 2013 Katsumi Ochiai


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Strings Ensemble in C Major [オリジナル曲]

弦楽器によるアンサンブル(室内楽)です。

当時、まだ、しょぼいですが弦楽器の音色を出せるシンセサイザーを入手したので、念願のアンサンブルを作曲してみました。

弦楽器のアンサンブルは各声部が複雑に絡み合うので、とても緻密なアレンジが必要です。
作曲を始めた初期にクラシックの楽譜で勉強したことによって、各声部が複雑に動いて絡み合うハーモニーの基礎を習得できたと思います。

(製作:1993年9月)

Copyright 1993 Katsumi Ochiai


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Preludio & Fuga、イ長調 [オリジナル曲]

作曲を始めて2年目ごろの、最初期の作品の一つです。
バッハ的なバロック曲をエレキ・ギターの多重録音で演奏しています。

作曲を始めた当時はクラシック曲を聴いて勉強していました。
特にバッハの室内楽をよく聴いてました。
現代に近いクラシックはとても複雑で難解ですが、
バロック時代であれば音楽理論的には何とか理解できたためです。

その勉強の中で作った曲で、バッハの平均律クラビア曲集を参考に作りました。
バッハのように24曲作るつもりでしたが、フーガの難解さに1曲で断念です。


(製作:1985年6月)

Copyright 1985 Katsumi Ochiai


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