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4thアルバム:制作中 ブログトップ
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先行シングル? "The Future With You" [4thアルバム:制作中]

このブログでも長らく制作過程を記事にしてきましたが、4枚目のオリジナルアルバムがそろそろ完成を向かえそうです。制作を開始してから、そろそろ3年。現在はマスタリングの最終確認中です。CDにするまでには、あとちょっとです。

アルバムタイトルは、"Departure"にしました。収録曲の曲名からとったのですが、12年振りのアルバムで新しい門出にちょうど良いかと。でも、大好きなJOURNEYのアルバム名と同じにしてみた、、、てのもあります。

アルバムは、こちらのブログでも近日公開予定ですが、今日は1曲だけ紹介します。多分、最終バージョン。先行シングルって感じで公開です。

この曲の制作記事は  → こちら

今回のアルバムはエレキギターは控えめでアコスティックな感じのインスト・アルバムです。中でも、この曲は、ソフトで優しい曲調です。こちらのブログにお越ししている方には、ちょっと物足りないかもしれません。

うみねこ自分的には、仮題が3.11だったりで、いろいろと思いがあったりします。写真は制作中のアルバムジャケット用のネタから1枚。この曲にもゆかりのある東北の海岸の写真です。とか、いろいろ思い出しますが、そのあたりを書くのは野暮ですね。お気軽にお聴きください。では、どうぞ!

(製作:2014年7月)

Copyright 2014 Katsumi Ochiai


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How to mixdown ! [4thアルバム:制作中]

 春ぐらいから、オリジナル・アルバム用の曲のミックスダウンをしています。ミックスダウンをしては、しばらく時間を置いて、聴いてやり直しの繰り返しなので、一向に進みません。曲を16曲も録ってしまったので作業量も多くて大変です。

完成まではまだしばらくかかりそうなので、今回はミックスダウンの作業を紹介します。曲は、"Tomorrow Is Another Day"です。以前、曲のアレンジ&録音過程を紹介したので、そちらもご覧になると制作過程の全体が分かるかと思います。

・サンプル・ループの制作 → こちら
・アレンジ&録音作業 → こちら
・ラフミックス作業→ こちら

かなり細かな音作りなので、それなりのヘッドフォンやスピーカーでないと聴き分けられないかもしれませんので御了承を、、、。

◆ラフミックス
各楽器の録音後に音量とパンの調整を行った状態です。すでに曲にはなってますが、これからミックスダウンの作業で音のクオリティーを上げます。

◆ドラム&パーカッション : 素材
ドラムとパーカッションのサンプル・ループとオカズ(フィルイン)としてシンセのドラムも混ざってます。まずは素のままの音です。

◆ドラム&パーカッション : ミックス
イコライザー(EQ)で低音を下げバランスを取った上で、リミッターで全体の音量を上げてます。また、ルームリバーブをかけてます。この段階で、ミキサーのマスターアウトへもリミッターをかけて、さらに音圧を上げます。

◆ドラム&パーカッション+ベース : ミックス
ベースを足しました。若干、低音を下げてドラムの低音(バス・ドラ)とのバランスを取ってます。また、中低域を上げて、歪みっぽく聴かせてます。
ロック系の曲の場合、ここまでで曲の骨格が決まるので、EQやリミッターの調整に時間をかけて、納得がいってから次へ進みます。また、すでにレベルメーターは振り切っており、曲の音圧はこの段階で決めてしまいます。

◆エレキ・ギター、サイド・ギター・クランチ : 素材
軽く歪んだギターの伴奏です。録音時にアンプ・シミュレーター(Line 6 Pod)のリバーブを軽くかけています。

◆エレキ・ギター、サイド・ギター・クランチ : ミックス
リバーブとエコーをかけました。どちらもエフェクト送りで使用しており、他の楽器と共用です。伴奏の楽器はエフェクト送りで同じ残響をかけた方が、各楽器が馴染んで聴こえます。エコーのタイムは8分音符ですが、左右を少しずらして広がりを出してます。

◆アコスティック・ギター : 素材
マイク録りのアコギです。録音時に、少しリミッターをかけてます。

◆アコスティック・ギター : ミックス
少し高域を上げて歯切れを良くしています。あとはエレキと同じ残響処理です。かなり残響が多いですが、エレキと異なり音圧が低いので、他の楽器と混ざるとこのぐらいがちょうどよいです。

◆伴奏の完成:ミックス
さらにシンセのストリングス等を足して、伴奏のミックスが完成しました。
実際には、各パートを足すごとに前に作業したパートも微調整が入ります。音量とパンを微妙に調整して各パートの音域が重ならないようにし、各パートが聴こえることと音圧が飽和しないことの両立を図ります。

◆エレキ・ギター、リード・ギター : 素材
メインのメロディーです。録音時にコーラスと軽くリバーブをかけてます。少し高域を上げて録音してます。リード・ギターはこもった音の方が気持ち良いですが、やりすぎるとミックス時に高域が足りなくなるので、録音時は高域を上げて録ります。

◆エレキ・ギター、リード・ギター : ミックス
EQの他、スピーカー・シミュレーターのプラグイン・エフェクトなどで、こもった音に変えてます。さらに、伴奏と同じエフェクト送りのリバーブとエコーの他に専用でショート・ディレイをかけて音を厚く前へ出しています。メインのメロディーの音作りで曲の雰囲気が決まってしまうので、伴奏を鳴らしなら微調整を繰り返します。

◆ミックスダウン完成
すべてのパートの調整が終わり、ミックスダウンが完成です。
ただし、この後、マスタリングの作業があります。CDに入れた時に他の曲との音量や高低域のバランスを取る作業です。そのため、この段階では1~3db音量を低くミックスダウンしています。


と言った感じでミックスダウンの作業を行います。ここにあげた音源は、実際には完成版から設定を戻して再現しました。作業は紹介した順番で行いますが、実際には試行錯誤の連続で、この工程を行ったり来たりです。

音作りに使用したものは、エフェクト送りでリバーブを2個(ドラム用と共用)とエコー(共用)、プラグイン・エフェクトのインサートでエコーとスピーカー・シミュレーター(共にメロディー用)。EQとリミッターは、記述した箇所のみ使用してます。

最後にミックスダウンの解説を、、、
原曲から大幅に変えるリミックスやテクノ・ハウス系などミックスで曲を作る(アレンジをする)ような場合を除いて、ごく一般論です。

残響が増えているのを除くと、多くの人はミックスの前後で大きな変化はないと感じるかもしれません。実際に曲としては録音した段階でほぼ完成していますし、そうなるように完成を予想して個々の楽器のフレーズや音色を決めてから録音しています。EQの調整も大抵は、楽器の音色そのものを変えるようなことはしません。

ミックスでやることは、限られた音量の中で個々の楽器が、最大限、聴きとれるように配置することだと思います。それは音量のバランスのみならず、左右、そして前後などの空間の配置も必要です。同じ周波数域に別の楽器が重なると、どちらかが聴きりにくくなるのと同様に、同じ位置に配置するとやはりどちらかが聴きりにくくなります。

例えば、前に出すためにはリミッターが有効ですし、後ろに下げるためにはリバーブが効果的です。また、前にある音は全域聴こえますが、後ろにある音は高域が減少するので、遠近の演出にもEQは重要です。また、人間の耳は低音の位置が分かりにくいので、ベースなどを右や左にパンを振ると違和感を感じます。

などなど、結局、ミックスの原理は、普段の生活で人間が2つの耳で複数の音をどうやって聞き分けているかと言うことと同じだと思います。

とは言っても自分の作った曲を自分でミックスするのは、客観的判断ができないのでとても難しいです。このミックスも1カ月後に聴いてみて最終判断をする予定です。

(製作:2014年6月)

Copyright 2014 Katsumi Ochiai


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Island Song(仮題)Ver.2 [4thアルバム:制作中]

4thアルバム:制作中"Island Song(仮題)Ver.2 "

3週間前の前回の続きでアルバム用の16曲目です。

今回は2コーラス目のサビから中間部のギター・ソロです。
めずらしく明るい曲なのでギター・ソロも自分らしくない演奏。
いつもの早弾きをぐっとこらえてリズミカルに弾いてみました。

音色もストラトキャスターのフロント・ピックアップを生かした音色です。
ウーマントーンとまではいきませんが甘い音色にしました。
いつものようにディストーションとLINE 6 PODの内蔵コーラスのみですが、弾き方を変えると音色も大きく変わるのがギターの面白いところです。

 

(製作:2013年12月~)

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しばらくの間、4thアルバム用の曲のアレンジ&録音作業を進めてきましたが、ここで一区切りです。

今回のアルバムは、2011年の夏から制作を開始しました。
しかし、10年近いブランクでギターもアレンジも腕が鈍っていて、半年で2曲をアレンジした所でギブアップでした。
その後、ギターの練習を再開して腕が戻るまで作曲に専念。
2012年の夏までに20曲を作曲しました。
その後、アレンジと録音を再開。1年半で16曲を終えました。4曲はとりあえずボツです。

この後は初期に録音した下手なギターの録り直し。
そして12、3曲を選んでミックスダウン、マスタリングを経てCDにする予定です。
暖かくなるまでには終わらせたいですが、どうなることやら、、、。

ここから先は新しい曲はないので、しばらくはブログへのアップもなくなると思います。
ただし、アルバム用以外の曲を作る余裕が生まれるので、何かしらブログは継続していきます。

では!

Copyright 2014 Katsumi Ochiai


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Island Song(仮題)Ver.1 [4thアルバム:制作中]

アルバム用のオリジナル曲。16曲目です。
今回はめずらしく明るい曲です。

今回はイントロから1コーラスまでの抜粋です。
ゆったりとしたイントロの後、リズムが入ってから最初のメロディーは、1年半前に沖縄へ旅行へ行った時に、浜辺でのんびりしている時に作りました。
なので、めずらしく明るい曲になったのです。

沖縄の浜辺もちろん、旅行にギターは持っていかないので、スマホの鍵盤ソフトに記録して、帰宅してからその後のメロディーを作りました。
便利な世の中になったものです。

ここではエレピっぽいピアノの演奏から始まっていますが、その後、たくさんギターが入ってきます。

(製作:2013年12月~)

Copyright 2014 Katsumi Ochiai


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Polaris(仮題)Ver.3 [4thアルバム:制作中]

前回の続きで制作中のアルバム曲です。

今回はさらに3本のエレキ・ギターを重ねました。
全部でアコギ×2、エレキ×4パート。計6本のギターで一応アレンジは完成です。

かなり厚い音になりましたが、録音は大変でした。
今回はドラムなどのリズムもないので、録音時はクリック音(メトロノーム)だけが頼り。
すべてのギターをぴったり合わせるのは至難の業でした。
ゆったりした曲なので演奏に感情表現も入れたいところですが、タメとかを入れてしまうと合わせるのがますます難しくなってしまいます。

このようにたくさんのギターを重ねるのは、好きなギタリストの一人、Bostonのトム・ショルツの影響です。トム・ショルツも何年もかけてアルバムを作りますが、この作業は本当に時間がかかります。

(製作:2013年11月~)

Copyright 2013 Katsumi Ochiai


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Polaris(仮題)Ver.2 [4thアルバム:制作中]

制作中のアルバム曲の続きです。
前回はアコギの伴奏のみでしたが、それにエレキでメインのメロディーを入れました。

伴奏はアコギのみのソフトな曲なので、エレキもソフトな音色が良いとは思いますが、あえて自分流で深く歪ませた音にしました。
ディストーションのSUHR RiotとLine 6 PodオリジナルのCrunchの組み合わせ。歪みはそれぞれ、10段階で表現すると5と2ぐらいです。ギターはストラトのリア・ピックアップです。

物悲しいメロディーに合わせて甘い音色を狙って弾き方も気を付けましたが、やっぱりこれだけ歪ませるとエグイ音が残ってしまいますね。

この後、もっとギターをダビングする予定です。

(製作:2013年11月~)

Copyright 2013 Katsumi Ochiai


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Polaris(仮題)Ver.1 [4thアルバム:制作中]

制作中のアルバムの15曲目です。

今回は打ち込みを使わずにギターのみでアレンジをしようとたくらんでいます。
で、伴奏はアコギで、、、と思ったもののアコギは苦手なのでアレンジの確認用に仮録音する時点で挫折。
アコギはコードをジャカジャカやるのはともかく、ソフトな曲をていねいに弾くのは難しいですね。
左手がちゃんと抑えられなかったり、右手の強弱がバラバラだったり、、、。

と言うことで、3分半×2パートの伴奏の録音に3時間かかってしまいました。
肝心のメロディーの録音までたどり着きませんでしたが、努力の成果ってことで伴奏だけアップします。

メロディーはエレキで弾く予定ですが、こちらのパートもどうなるか予想できません。
打ち込みがないと自分で弾いて録音するまで、全体のイメージが見えないのでアレンジ作業はスリリングです。

(製作:2013年11月~)

Copyright 2013 Katsumi Ochiai


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Star-filled Eyes(仮題)Ver.2 [4thアルバム:制作中]

前回につづいて制作中のアルバムの14曲目です。

前回の続きで曲の後半、ギターとエレクトリックなリズムが入ります。
主役はピアノのままで、エレキとクラシック・ギターは伴奏です。

かなりソフトな曲ですが、エレキはあえて歪んだ音色にしてみました。
Line 6 PodでBudda Twinmasterと言うアンプのシミュレーションです。
このアンプ知らなかったのですが、典型的なオールド真空管アンプの音で、とても味のある音ですね。
が、ピッキングのニュアンスがそのまま音に出るので演奏はとても気を使いました。
しかし、コーラスを深めにかけた事もあり、ちょっと他の楽器から浮いてしまったのでミックスダウンは苦労しそうです。

(製作:2013年9月~)

Copyright 2013 Katsumi Ochiai


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Star-filled Eyes(仮題)Ver.1 [4thアルバム:制作中]

前回から2か月以上間が空きましたが制作中のアルバム曲です。

今回はピアノが主役のちょっとおしゃれな感じの曲の予定でしたが、アレンジを始めてスランプに陥りました。
おしゃれな雰囲気が、そもそも自分には向かないというか好きではないので無理があったようです。
アルバム制作を2年以上続けているので気持ちが続かないってのもありますが、、、。

しばらく自分流のギターソロ演奏やピアノソロ曲を作ってお茶を濁していましたが、気を持ち直して再開です。
結局、自分の得意なクラシカルな弦楽器をバックにアレンジをし直しました。

ちょっと無理やりな変更で、まだ楽器間のバランスが取れてない感がありますが、とりあえず導入部をアップします。この後は、これも得意なエレクトリックなリズムを入れる予定です。

(製作:2013年9月~)

Copyright 2013 Katsumi Ochiai


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The Sorrow For Parting(仮題) Ver.2 [4thアルバム:制作中]

4thアルバムの13曲目の途中経過、前回の続きです。

前回は弦楽四重奏のアレンジでしたが、曲の冒頭はギターを主役にしました。
弦楽器を控えめにアレンジし直して、アコギのアルペジオをバックにエレキ・ギターのメロディーです。

エレキ・ギターは曲調とは正反対のサウンドでファズにチャレンジしました。
Line6 PodのFuzz Faceのシミュレーションです。
ストラトのフロント・ピックアップで単音を弾くと甘い歪みになります。
しかし、アンプのフィードバック等も再現しているのか、弦の移動時のノイズなどに過激に反応して、すぐに爆音のノイズになってしまうので、この曲に合わせて手なずけて綺麗に弾くのが大変でした。

BOSS FV-50結局、ボリューム・ペダルをかまして休符のところで音量を下げるなど、足で細かな操作をしながら弾きました。とても神経を使う録音でしたが、始めての経験で面白かったですね。
しかし、ボリュームをゼロにしてもノイズがフィードバックしていたり、60年代的なクレージーなシミュレーションで、ある意味、Podはよく出来てますね。

この後、曲は弦楽四重奏がメインのアレンジに戻りますが、今回のパートとバランスが取れずに苦戦です。
まあ、ミックスダウンの時に何とかするしかないですね。

(製作中:2013年8月~)

Copyright 2013 Katsumi Ochiai


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