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"It's my life~" その7: ベースの録音 [ボーカロイド曲:制作中]

前回のボカロの調声編に続いてオリジナル曲の製作過程の7回目。今回は音楽用のPCへ戻って、ベースの録音の本番です。

Playing Bass

その前に、前回のボカロの4つのパートをオーディオ・ファイルへ変換して音楽用のPCのDAWアプリへ読み込みます。無声部分をカットしたりブロック毎に分割したりして、後の編集へ備えます。本番の録音を終えた後に修正が入るかもしれないので、とりあえずボカロのパートの仕上げは後回しにして、ボカロを参照しながら楽器の録音の本番へ進みます。

まずはベースを録音します。ロック系の場合、ドラムとベースでアレンジの骨格、特にリズムが決まってしまうので、もっとも重要な作業です。

しかし、ベースは苦手で、しかも今回はBPM=164とちょっと速いので、安定して弾くのは難しいです。録音はバンド演奏などと違って、とても正確に弾かなければならないのでなおさらです。しかし、例によって、曲を完成させるためには時間をかけて練習するわけにはいきません。

まず、弾くフレーズですが、基本的には仮録音を元に新たに少しアイデアを入れていきます。ちなみに仮録音の時に書いたように練習していないので、ほとんどフレーズを覚えてません。自分の仮録音を耳コピして、1、2回練習して、すぐに録音していきます。

次に録音ですが、8小節や16小節と細切れで録音していきます。大体、2、3回、難しい個所でも数回以内でOKテイクを録り、次へ進みます。プロだと、1曲まるまる何テイクか録って、良い個所をつなぎ合わせていく方法が多いようですが、自分の場合は確実にOKを出してから次に進むこの方法が向いているようです。

音色は仮の録音の時のセッティングを元に微調整します。仮録音の時にも書きましたが、いつものハンドメイド・ベースでピック弾き、初登場のMXR M-80 Bass DI+で歪んだ音色にしてライン録りです。
MXR M-80 Bass DI+

OKテイクの判断は再生して間違いがないかを確かめると同時に、DAW上で波形もチェックしてタイミングのずれがないかなどを厳密に見ていきます。また、細切れに録音とは言っても、なるべく一気に弾かないとノリやニュアンスが変わってきてしまいます。今回も2時間かけて一気に録りました。
Bass Recording 1

録音後に、ベースとドラムを修正します。アドリブ的に弾いたベースのオカズに合わせて打ち込みのドラムを修正する他にリズムも微調整します。完全に正確な打ち込みのドラムと人間的にリズムが揺れたベースを合わせ込むのはちょっと難しいです。基本的には正確さを優先して、揺れ過ぎたベースのタイミングをオーディオ編集で調整します。具体的には修正したい1音を切り出して位置を調整します。ただ、やりすぎると機械的になってしまい、せっかく弾いたのに意味がなくなるのでほどほどにしておきます。
Bass Recording 2

で、ドラムとベース・パートの完成です。苦手なベースの録音、こんな感じでなかなか大変です。ギターなら、こんな苦労はしないのですが、、、。ドラムを打ち込んだ直後仮録音から完成度が上がっているのが分かるでしょうか?


作業7日目 ・・・ 所要時間 : 4時間

(製作期間 : 2015年6月~)
Copyright 2015 Katsumi Ochiai

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