フライングＶ大修理（その３） [楽器・機材紹介]
前回の続きで修理シリーズ。今回で最終回です。補強が終わったのでネックの塗装をします。
実は、高温の車中でネックが曲がった時にネックの塗装もダメージを受けました。ギター紹介に書いたようにネックを細身に削る改造をして自分で塗装をしました。それからあまり時間が経っていない時だったためか塗装に気泡が出来てしまいました。
その時はもうギターを捨てるしかないと思ってたので、応急処置でヤスリがけをしたままでネックは小さいエクボだらけでした。今回はそれも含めてネック全体の塗装をやります。
まずはマスキングテープでマスキングして塗装を開始。
ヘッドの補強部の下地を調整して塗ったところ。塗料はホームセンターで売っている普通のラッカー・スプレーの黒色。
アップにするとこんな感じ。まだ表面は凸凹です。これから先はひらすら塗っては紙やすりで磨きの繰り返しです。
塗装の途中。凸凹はなくってきました。後は塗装を繰り返して塗膜の厚みを増していきます。
塗装が終わって、細かい紙やすりと3種類のコンパウンドで最後の仕上げ。徐々に目の細かいコンパウドに変えながらひたすら磨きます。
磨き終了。ネックは鏡のようにピカピカです。
弦を張って弾いてみると、音域が広がった感じ。やっぱり、グラグラのネックではダメだったんですね。
これで終了、、、だったのですが数日たったら、ネックの補強部、タモ材を埋め込んだ所に細かい筋が、、、。
弦の張力で歪んだようです。再度、磨いたら消えたので歪みは収まったか？ ちょっと、補強が足りなかったかも？ こちらもリベンジが必要かもしれません。
磨き直した後、一応、綺麗に仕上がりました。
直ったところで記念に簡単に演奏。
音色が分かるように珍しく歪み少なめの演奏。Pod 2.0で '65 Fender Deluxe Reverbのアンプ・シミュレートでブルースの12小節です。
でも、この手の渋い演奏は慣れてませんね、、、。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
とりあえずですが、これでフライングVの大修理は終了です。
やり切れなった所は、また、そのうちに。
修理作業お疲れ様でした～
塗装はコンパウンド等時間の掛かる作業ですよね。
考えただけでも、気が遠くなります。
まさに忍耐。
こんな事自分でやっちゃうok-rockさんは尊敬しますよ。
58型Vって、ボディーがソリッドなんですかね？
身が詰まってる音に感じますけど。
軽くこんなふうに弾けちゃうのも作曲力ですかね？
羨ましいです。
何はともあれ、修理が無事終わって良かったですね。(^^)
by rimix (2014-03-15 11:58)
塗装は、ちょっと塗っては乾かして磨きの繰り返しなので根気はいりますね。でも、実際の作業時間は、そんなにかかりませんよ。
このVはソリッドですが、マホガニーの割には木目がつまってなくて、とても軽いです。
補強で低音が出るようになったので、粘っこく弾けるかなと思ってブルースを弾いてみました。
演奏は軽くとはいきませんでした。10回ぐらい録り直しました。ブルース苦手です（笑）
by ok-rock (2014-03-15 17:51)
フライングV大修理お疲れ様でした。
無事完了おめでとうございます。
ピッカピッカに光ってますね(笑)。
ブルースを弾いてるっておっしゃってたのはコレでしたか。
フライイングVでブルースって意表を突かれました(笑)。
でも違和感ないのは、ok-rockさんの腕が良いからでしょうか。
いつかブルース系のオリジナル曲をお願いします(笑)。
by Joe (2014-03-15 23:34)
>Joeさん。
せっかくなので、ピカピカになるまで気合い入れて磨きました。
このVは、軽めの音色なので、逆にメタル系はイマイチなんですよ。アメリカンロック系が合います。
ブルースのオリジナル曲、作りたいですが、演奏が難しくてダメそうです。でも、いつかですね。
by ok-rock (2014-03-16 15:44)
タモ材の埋め込み、ネック接合部の補強、そして塗装とどれも丁寧な仕事をされていますね。
ご自分でこれだけの修理をされるなんて、凄いなって思いますよ。
私なんて、ハンダ付け一つで苦労するくらいですから。
それにしても、ok-rockさんは、音楽の幅が広いですね。
ブルース系のフレーズもいい雰囲気ですよ。
by TURKU (2014-03-20 00:26)
>TURKUさん
一応、綺麗には仕上げましたが、肝心の補強や修復の効果はイマイチでした。工作を楽しんだ感じです。
聴くのと作曲のジャンルは広く浅くです。でも、弾く方は何でも弾けるって訳にはいきませんよ。今回も慣れないブルースで苦労しました(>_<)
by ok-rock (2014-03-20 10:27)