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打ち込み、、、"管弦楽組曲第三番アリア" - バッハ [雑感]

今回は、つらつらとMIDIの打ち込みの記事を書いてみます。
ついでに、過去に打ち込みでコピーした音源を紹介します。曲は、G線上のアリアとして有名なバッハのアリアです。

アリア- シーケンサー

曲を制作する時、ギターとベースは実際に演奏して録音しますが、その他の楽器は打ち込みです。パソコンのDAWソフト上にMIDIデーターを打ち込み、シンセサイザーを鳴らします。

昔々は、MIDIの打ち込みはパソコンではなくてRoland MC-300と言う単体の機材でした。その後、マックのVisionと言うソフトへ移行するわけですが、簡単なことしかできなかった MC-300と違い、高機能なパソコンソフトは覚えるのが大変でした。しばらくの間、馴染みのクラシック曲の楽譜を見ながら打ち込んで使い方を覚えました。

ただ、使い方を覚えてみると、やはりパソコンソフトの方が圧倒的に便利。自分は鍵盤は超初心者レベルですが、それなりの腕で部分的に弾いて、その後、強力で直感的な編集機能でなんとかすることが出来ます。MC-300の頃は、ちまちまと数値で編集なので、とても時間がかかりましたが、やはり(下手でも)鍵盤で入力できることはとても便利です。

ただし、多くのDAWソフトにもMIDIの機能はありますが、作曲に向いた一部のプロユースのソフトでないと、打ち込みの使い勝手は良くないようです。もし、曲を作ろうと思われてい方は、ソフトの選択に注意した方が良いかもしれません。

打ち込みの利点をもう一つ。打ち込みでは、個々の音をゆっくりでも一音ずつでも自由に聴くことが出来ます。音符と音の関係が分かるので曲の理解が深まります。写真に写っているは、当時、アリアを打ち込みながらハーモニー(コード進行)を分析したメモです。楽譜に挟まって残ってました(20年以上前なので古文書のようですね)。

アリア - 楽譜

特にバッハの曲は、通奏低音と言われるパートがあり、とても勉強になります。楽譜上はチェロで弾くベース・パートなのですが、同時にそのパートを参考にチェンバロがコードを弾きます。まあ、ロックなどと同じでコードだけ指定されて、あとはアドリブで適当に、、、なのですが、当然、ちゃんと分析してコードを当てはめないと、皆さんが御存じの曲にはなりません。でも、バッハの時代は、そんなに難しいコードは出てこないので、歯が立たないほどではなく、ちょうど良い教材です。

で、当時、打ち込んだ音源の紹介です。シンセサイザーは、当時と同じ、Roland SC-55 mkⅡです。古い機材なので音はそれなりですけど、かなり雰囲気はそれっぽく打ち込んであると思います。マスタリングで少しだけ、リミッターとリバーブを加えました。では、どうぞ!


(製作:1993年)


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コメント 4

rimix

馴染みの曲でPC操作を覚えたんですか。
なんか共感できますね。
主旋律メロディーの打ち込み方、こだわりを感じました。
せっかくのデータ、新しめの音源で鳴らしてみたいけど、SC-55用で作成されたのでは、ニュアンスが変わっちゃいますかね。


by rimix (2014-07-26 11:30) 

ok-rock

>rimixさん
聴きなれた曲だと原曲を聴き直さなくても、さくさく出来るかなと思って練習台にしてみました。
シンセを変えると強弱などをすべて修正しなければならなくなるので難しいですね。ギターと違ってMIDIはなかなか面倒くさいです(笑)
by ok-rock (2014-07-26 22:04) 

Joe

MIDI打ち込みの必要性は大いに感じるのですが、苦手でどうもやる気になれない私です。鍵盤も弾けないし。・・・ローランドのギターシンセが欲しいです(^_^;)

SC55Ⅱ懐かしいですね! 今、思えば低パフォーマンスの普及機というイメージでしたけど、ok-rockさんのように腕のある方が使うと、こんな良い音なんでね。
サスガです!

by Joe (2014-07-27 01:12) 

ok-rock

>Joeさん
コメントありがとうございます。良い音に聴こえれば嬉しいです。
MIDIの打ち込みは、音楽をやっている感じしないですよね。お仕事って感じ? 必要に迫られてやってます(笑)
昔、ギターシンセでやったけど、反応悪くてダメでした。最近はどうでしょうかね?
by ok-rock (2014-07-27 20:06) 

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