SSブログ

打ち込み、、、"別れの曲" - ショパン [雑感]

以前、MIDIの打ち込みの記事を書きましたが、その続きです。
そして、またついでに過去に打ち込みでコピーした音源を紹介します。曲は"別れの曲"として有名なショパンのピアノ曲、"練習曲作品10第3番"です。

別れの曲

以前の記事で、クラシック曲を打ち込んでPCのシーケンス・ソフトを習得したことを書きましたが、今回も、その当時に打ち込んだ曲です。

この曲は、ショパンのピアノ曲でも人気のある曲で映画やCMなどに度々使われているので、皆さんも聴いたことがあると思います。CMなどに使われるのは冒頭のノスタルジックなメロディーの部分ですが、中間部の激しく情熱的なところもとても良いです。ただし、お聴きになると分かりますがとても難しい。最高難易度に当たる曲で、普通の人にはとても弾けそうもありません。

しかし、打ち込みの場合、他の楽器と違ってピアノはかなり楽で、この曲のような難曲でもたやすく打ち込めます。基本的に鍵盤のON/OFFだけですし、弦楽器や管楽器のように音符から外れた中間の音程もないですし、複雑な音色変化を伴った演奏方法もありません。そもそも、MIDI自体が鍵盤を模したシステムなので、シーケンス・ソフトの操作がやりやすいこともあります。

とはいっても、やはりショパンは難題です。まず、テンポの変化がとても微妙です。テンポ・ルパードと言われる節目ごとに止まりかける感じを出すために、山ほどテンポ(BPM)を打ち込まなければなりません。また、装飾符と呼ばれる音符で割り切れない音をどのタイミング挿入するかなど、悩ましいところがたくさんあります。プロの演奏を聴きながらなるべく近くなるようにするわけですが、一流のクラシックの人の演奏は、とても微妙で、なかなかニュアンスがつかめません。

そんなこんなで打ち込んだ演奏が今回の曲です。その後、何曲かピアノ曲を打ち込んで、ピアノの奏法もようやく分かってきました。

音源のシンセサイザーですが、打ち込んだ当時はRoland U-220でしたが、今回は、Roland XV-3080に増設した音源ボードのSRX-11"Complete Piano"で鳴らしました。U-220のロック系のピアノ音色と対照的でクラシック系のピアノ曲がとても映える音で気に入ってます。
 
 

 (製作期間 : 2014年12月)


nice!(10)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 10

コメント 2

rimix

さすがですね!
ここまで表現するのに、保と細かな調整・修正?が必要だったと思います。
自分のピアノソロ(伴奏だけど)を、修正したくなりましたよ。(笑)
これなら、キーボーディストに聴いてもらってもOKですね。

by rimix (2014-12-13 17:34) 

ok-rock

>rimixさん
コメントありがとうございます。
シーケンスソフトを覚えながらの打ち込みだったので、とても時間がかかったと思います。特に、テンポは数値で細かく調整するしかないので、ニュアンスを出すには試行錯誤です。
でも、大好きな曲なので、全部、頭に入っていたのでやりやすかったです。
by ok-rock (2014-12-13 22:10) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0