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"Stillness Of The Night" 未完成版 [オリジナル曲]

前回、リメークしたオリジナル曲"Days"オリジナル版を製作した1990年頃の機材の記事を書きましたが、今回はそれ以前の1988年の音源です。また、ボーカルの入ってないボーカル曲の未完成版です。今回は、仮歌のメロディーも入ってないので、お聞かせするには忍びないですが、次回、ボーカロイドを入れたリメーク版を公開する予定ですので予告編と言うことで、、、。

Stillness Of The Night メモ&楽譜

今回の曲は前回の"Days"の1年前の作曲です(録音は2年違い)。バンドでオリジナルをやれたらと思って作り始めた頃の作品です。80年代ハードロック風でシンセやギターをたくさん重ねたアレンジです。ただし、今聴くとメロディーや歌詞も不自然だし、ハーモニーなども怪しく、まだスキル不足でした。

"Days"から1stアルバム製作時は、Roland MC-300、TASCAM 688、とシンセやエフェクター類も揃ってきて、自分の録音機材としては第4世代でした。今回の音源は、その前の第3世代です。レコーダーは、それ以前からTASCAM PORTA ONEを使っていて、この曲からMC-300を購入したことでMIDI(打ち込み)の時代が訪れました。

それ以前は、ドラムマシンはあったものの、ギターもシンセもすべてアナログ・テープへ録音するしかありませんでした。まだ、ギターは下手くそ、鍵盤は弾けない、、、と録音が困難で、曲を作るにもアレンジを確認することもままならない時代でした。

MC-300を購入してシンセを自動演奏できるようになり、その後、飛躍的にアレンジ力が上がりました。前回の"Days"は、ほとんど手直しなしのリメークだったので、その後の1年間で作曲・編曲のスキルが急激に上がったのが分かります。自分にとっては、MC-300なくして作曲の道はなかったと言えます。ただし、MIDIの打ち込みの16進数の世界は、それはそれで大変でしたが、、、。

で、MC-300購入直後で、まだまだの作品。さらにアナログ録音でノイズも酷いですが、気が向いたらお聞きください。



おまけで機材紹介です。

◆TASCAM PORTA ONE
TASCAM PORTA ONE
カセット・テープを使用した4トラックのレコーダーと4チャンネルのミキサーが合体した機材です。現存しないので、写真はネットからの借り物です。見た通り完全にアナログな機械です。MC-300と同期すると3トラックしか使えませんし、エフェクト送りなどもなく、録音するだけの機材です。これでも当時は夢のような機材。10万円ほどしましたがヒット商品でした。

ギター録りですが、アンプシミュなどない時代。オーバードライブ(BOSS OD-2)からエフェクター(Roland DEP-5)のショート・リバーブなどでなんとかごまかしてライン録り。これも大変な時代でした。

もう一つおまけネタです。
曲名の"Stillness Of The Night" は、アメリカのバンド、REO Speedwagonの同名曲から拝借しました。マイナーな曲ですが、自分的にはとっても大好きな曲です。

(作詞、作曲 : 1988年9月)
Copyright 2015 Katsumi Ochiai 

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コメント 2

rimix

ご苦労お察しいたします。
シンクトラックで、MTRのトラックが少なくなるのも当時は仕方ないと思ってましたけど。
この音、懐かしいです!
同じようなギターサウンドだったので、うれしいと言いましょうか…ちょっとニュアンスが違うようですけど(^^ゞ
by rimix (2015-05-25 17:01) 

ok-rock

>rimixさん
懐かしい音ですか。きっと、分かる人は少ないでしょうね。
ライン録り固有のギターの音、カセットテープのヒスノイズやハイ落ち。どうやってもプロと同じ音は無理な時代でした。
今どきの機材から始めた人は、機材が良すぎるがためにサウンドの本質にたどり着けないのではと、余計な心配をしてしまいますね。
by ok-rock (2015-05-26 23:42) 

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