アリアプロⅡ ST-600D (ジェフベックモデル) [楽器・機材紹介]
唐突に自分の楽器・機材の紹介を始めます。
しかし、ほとんど古い上にB級品ばかりなので、参考にならないと思いますが、、、。
第1回目は1982年購入のメインのエレキ・ギターです。
フェンダー、ストラト・キャスター、ジェフベックモデルのコピーモデルです。
一部のバッキングを除き、ここで紹介しているほとんどのオリジナル曲は、これで演奏しています。
ちなみにジェフ・ベックのファンだったわけではなくて、ストラトを買いに行って値段で決めました。
定価6万円を現品処分の4割引きで買った記憶があります。
自分でいろいろと改造を加えています。
シングル・コイルのストラトで過激に歪んだメタル系の音楽をやるのは、いろいろと困難なので、同じストラトのリッチー・ブラックモアやイングヴェイ・マルムスティーンのギターを参考にして手を加えてきました。
◆基本仕様
ジェフ・ベック・モデルなので、ピックアップ・セレクターが3連独立のトグル・スイッチ、1VOL、1TONE、ローズウッド指板へ変更、などが始めから一般的なストラトと異なります。ピックアップはディマジオFS-1がついてました。
◆改造:ネック廻り
ネックの裏を今風に薄く削っています。
ボディーのジョイント部も斜めにカットしてます。自分は手が小さいので指が届くようにするためです。
その際、ネックの塗装はすべて剥がして無塗装です。
オイルをしみこませて磨いた手触りは良いですが、汚れはついてしまいますね。
また、5フレットからブリッジ側の指板をスキャロップにしています。
軽く押弦ができるのでスイープ奏法はやりやすいですね。
今風の太くて高いフレットなら不要だとは思いますが。
オリジナルのトレモロ・ユニットは、ネジなどが錆びてきてしまったのでフェンダー・ジャパン製へ交換しています。
◆改造:電気回路
ピックアップセレクターは、レスポール・タイプの3点でフロントとリアと両者のピックアップのミックスのみの切替えです。
センター・ピックアップは、ノイズ・キャンセラーとしてのみ使用しています。
ハムバッカーと同じ仕組みでフロント&リアの出力に逆相でミックスしています。
高さをピックガードと同じぐらいまで下げて、なるべく弦の音を拾わないようにしています。
これは、自分の弾き方だとピックがセンター・ピックアップへぶつかるので邪魔で使えないためでもあります。
センター・ピックアップのミックスは真ん中にあるトグルスイッチでON/OFF/逆相ができます。
ノイズ・キャンセラーON時はハムバッカーっぽい音になりますが、もともと、ディマジオのこのピックアップはハムバッカーっぽい音なので、極端な音色変化はありません。
さらに、ノイズ防止のためにバッファー・アンプを搭載しています。
その昔、ギター・マガジン誌に掲載された回路を自作して9V電池と一緒にピックガードの中に入れてあります。ハムバッカーのフライングVと同じ音量になるように、若干、出力も上げています。
このアンプは9V電池一個で何年も持つ優れものです。
アンプはトグル・スイッチでON/OFFをします。アンプはスルー出来ずOFFでは音は出ません。
ボディーは、以前、ハムバッカー・ピックアップを入れていたりしたこともあり、このアンプと電池の収納スペースも含めてピックガードの下は穴だらけです。
でも、今と違ってまだ良い木材があった頃のギターだからだと思いますが、最近の同じぐらいの価格のギターと比べて良い音がすると思います。
ただし、当時のコピー物は作りがチープで、このギターも購入後、調整や修正をし続けて、ちゃんと鳴るようになるのに10年近くかかりました。
30年以上、いっしょにいるので、本当の愛機、何があっても手放せませんね。
◆追記:2015年4月17日
22フレットへの改造記事は → こちら
紹介その2 詳細編は → こちら
以前、動画を拝見した時から気になってたトグルSWがそういう配線になってたんですね?
と言うことは、通常のベックモデルのミニSWはノイズキャンセラーとバッファアンプですか…
よく見ると、ミニSWは二つになってますね。
配線もビックリしましたが、ネックジョイント部…ボディーの部分も塗装が無いので、どうやって固定してるんだ?と…
それにスキャロプ加工は5Fからと言うのもこだわりを感じます。
もうプロみたいですね。
それと、昔の材料は質が良かったですね。
最近すごく感じるようになりました。
ここまで改造すると、愛着もあるでしょうし何があっても手放せないのは
納得です。
JBモデル…昔欲しかったな~(^^;)
by rimix (2013-06-09 20:59)
>rimix さん
センター・ピックアップ用のトグルSWはそのまま使ってます。
アンプON/OFF用は別のSWに付け替えて、
もう一か所は穴が空いてるので、その時々、シールを貼ってます(゜.゜)
ネックのジョイントは、1か所、ビスを移動したので
四角い鉄のプレートが使えなくなってしまったため
オリジナルのビスにワッシャーをかませてます。
ちなみに買ってから5年ぐらいは弾きにくいし音悪いしでキライでした。
どうせ捨てるんならと、半分遊びでちまちまと改造をしてる内に
10年目ぐらいから、突然、音が良くなった気がします。
弾き易くなると、良い音て弾けるようになるのか、
もしくは木が乾燥とかして音が変化するのか、、、良く分かりませんが。
by ok-rock (2013-06-09 22:33)