"It's my life～" その１０：ミックスダウン：Second Foundation：So-netブログ

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"It's my life～" その１０：ミックスダウン　[ボーカロイド曲：制作中] [編集]

アレンジの仕上げ＆仮ミックス編に続いてボカロ曲"It's my life, It's my love" の製作記事です。先々週に完成版をお披露目してしまっているのですが、最後のミックスダウンの作業を書かなかったので、今さらですが自分の記録も兼ねて書いておきます。今度こそ、この曲の製作記事は最終回です。

前回までで打ち込みと録音はすべて終わり、最後の作業は音の作り込みであるミックスダウンです。人によっては、エフェクターなどを多用して大きく音を変えるやり方もありますが、自分の場合はあくまで微調整がメイン。録音時に音を決めておいて、その印象は変えずに音のクオリティーを上げることに専念します。

お聴きになると分かると思いますが、今回のミックスは、かなりローファイ。微妙に歪んだミックスにしました。この手の音はしばらく前まではプロの作品でも主流でしたが、最近はクリアなミックスに戻りつつありますね。今回はギター・バンドっぽいアレンジなので、ちょっと古めの音ですがあえてやってみました。

では、個々のトラックの説明です。すべては書ききれませんが主な事を書いておきます。画面のキャプチャー等も載せてますが、とても古い機材・ソフトなので参考になりませんが、、、。機材についてはこちらをご覧ください。

◆マスター・アウト

いつもより強めにコンプレッサー（リミッター）を5dbかけました。曲全体の音量を稼ぐのが主な目的ですが、今回はどのトラックも高目にインプットして軽く歪ませてます。マスターのリミッターは上手く使うと個別のトラックにリミッターをかけるのと違って音に艶が出ると思います。キャプチャーは、ミキサーのYAMAHA 02Rの設定です。

◆エフェクト送り

リバーブとディレイの2系統をエフェクト送りで設定して、ギター、ヴォーカル、シンセなどで共用してます。音場を作るために軽くかける残響系のエフェクターは、個別にかけるより個々の音が馴染むのでエフェクト送りの方が好みです。設定は、ルーム・リバーブは0.7sと短め、ディレイは曲のテンポに合わせて8分音符＝183msを±10ｍｓずらして左右に広げてます。

◆ドラム

MIDIの打ち込みであまり音が作り込めませんが、コンプレッサーを10dbかけて歪ませてます。また、イコライザーのHPFで56Hz以下をカットし低音の音圧をベースと合わせ、10kHzを+4db上げで金物をさらに歪ませます。また、0.8sのルーム・リバーブを軽くかけてます。