アコギの音作り [オリジナル曲:制作中]
現在製作中のオリジナル曲からアコスティック・ギターの録音と音作りのネタです。ちょっとだけ製作中の音もアップします。
今回は今時の普通の曲を作ろうとしてます。今時はギターが主役の曲は少ないですが、アコギは良く使われていると思います。特にJ-POPでは顕著です。弾き語り的なアコギそのものが前面に出ている曲でなくても、多くの曲でアレンジの要として使われています。
それらのアコギは、多分、エレクトリック・アコースティック(エレアコ)で、マイクを使わずに録音後にかなり音の加工がされているようです。アコギ固有の木のボディーが鳴っている暖かい音色ではなく、エレキに近いシャープな音が多いです。今時は他のバックの音に音圧がありハイファイなので、そうしないと埋もれてしまうからだと思います。
と言うことで、それっぽい音を作ってみようと思いました。とは言っても、エレアコは持ってないので、いつもの年代物のアコギ(Morris W-25)をマイク(Rode NT1-A)で録った後にPC上で細工をしました。
まずは、録ったままの音。右に定位を振ってます。
マイクをネック寄りに向けて、これでもかなりシャープに録音してます。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
そして、今風に加工をした音。まあまあ、それっぽくなったと思います。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
やったことですが、リミッターで9dbほど音圧をならし、イコライザーで低音をカット(LPF 210Hz)と高域をアップ(5.99kHz、Q=2.0、+5.5db)、30mSec弱のディレイで左右に広げ、さらに付点8分音符の長さのディレイを左に飛ばしてます。いずれも一般的なエフェクトで、それぞれは微妙な音質の補正効果しかありませんが、うまくポイントを捕らえると、このように大きく音が変わるのが分かると思います。
ちなみに演奏はへたくそですね。苦手なアコギで、このテンポでの16分音符のストロークは右手が追いつきません。本番の録音までは練習が必要そうです。曲の完成はもうちょっと後です。
(製作期間 : 2016年4月~)
Copyright 2016 Katsumi Ochiai
最初の音源は、ライン録りしたエレアコみたいです。
2度目の音源は、エレキ用AMPで鳴らしたエレアコみたいですね。
エレアコで、アコギの音を再現させようとメーカーが苦労しているのに、逆ですね。(笑)
by rimix (2016-05-15 21:50)
>rimixさん
最初の音源は、ハイポジションのフレットにマイクを向けて録って、加工せずにそのままです。バッキングにはちょうど良いので、よくやります。
確かに、苦労の方向が逆ですね。でも、最近はエレアコのシャリっとした音の曲が圧倒的に多いですね。アコギとは別物ですけど、それはそれで自然に聞こえてしまいます。
by ok-rock (2016-05-15 22:50)
最初の録音した音の方はナチュラルな温かみがあって、これはこれでとても良い感じですが、加工した音の方はシャープで確かに今風ですね!
すぐにAKB48の「365日の紙飛行機」を連想しました。
これがどんな曲になるのか、とても楽しみです(*'▽')
by saia (2016-05-16 00:17)
>saiaさん
ちょっと自信がなかったので、今時の音楽に詳しいsaiaさんに「今風」と言ってもらえると心強いです(笑)
今時の普通の曲と言う観点では、AKB48みたいな曲が作れれば満点ですが、相手は一流のプロがチームを組んで作っているので、到底、無理ですね。作りながら挫折してます(笑)
by ok-rock (2016-05-16 23:07)