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宅録史15:デジタル化を始動しろ [連載読み物]

自宅録音の黎明期を語る自分史の続きです。

 前回のお話はこちら → 宅録史14:電脳音楽を作れ
 1回目のお話はこちら → 宅録史:序章

しばらくの間、ギターの録音が不要なGM曲の制作を行ってましたが、それによりギターを弾かなくなり腕前が落ちてきました。元々、曲作りのために始めた事もありギターにはあまり執着はなく、打ち込みのシンセが主となるにつれて、そろそろ弾かなくなるかなとも思ってました。

元々、シンセが好きで作曲を始めた事もあり、そのままシンセを主とした曲作りへ移行しても良かったのですが、何故か腕が落ちてギターが弾けなくなる前に演奏をアルバムに残したいと思い始めたのです。デジタル機材を買うには値段的にはまだまだ時期尚早でしたが、この思いが強くなり、一気に機材の購入&刷新に進みました。

かなり無理をしましたが、30代で仕事中心の生活もあり余暇に使える時間は少なく、デジタル化で効率を上げる必要もありました。時間を金で買う気持ちも強かったです。また、ギターを弾かなくなった後も睨んでのシステム構築となりました。まだ、PCのみで音声を扱える時代ではなかったので、かなり複雑なシステムとなり、結果として軽く100万円を超える投資になりました。

まず、マックを新調しましたが、当時のPCはまだデジタル音声を扱える能力はありませんでした。音声を扱えるボードを買い足して内部に刺し、何とかステレオ(2トラック)の音声の録音と切り貼り程度の簡単な編集が出来るようにしました。自分のギターの録音の他に、サンプリングCDから取り込んだドラム、ベース、ボーカルなども細かく切り貼り編集をしてトラックを作っていきました。これで、新たにシンセを買わずに音のクオリティーを上げることが出来ました。

マックでは複数トラックを同時に再生で出来ないので、マルチトラックのデジタル音声は、16トラックのハード・ディスク・レコーダー(FOSTEX D-160)と40チャンネルのデジタルミキサー(YAMAHA 02R)が主となりました。マックで1パート毎に録音&編集してはD-160へコピーして、すべてのトラックが揃ったら、D-160で再生し02Rでミックスダウンをするシステムでした。

宅録史_15

複数の機材でデジタル音声が行き来するので、システムも操作もとても複雑で、今思うとよく素人の自分で出来たと思います。これで、当時の自分のギター演奏の集大成となる2ndアルバムが完成しました(こちら)。これでギターから卒業し、この後はギターを弾かないことになります。

 今回の機材:Power Macintosh 7300/166、Degidesign AudioMediaⅢ、YAMAHA 02R、FOSTEX D-160、YAMAHA REV500

 今回の教訓:大人は時間を金で買うべし

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