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"この世界のすべて" エレキ録音編 [ボーカロイド曲:制作中]

ボカロ曲の製作の続き、作詞編ベース録音編に続いてエレキのバッキングの録音風景を動画で紹介です。

今回は静と動の対比のアレンジです。動画の前半のエレキは少し歪んだ音色のアルペジオで、当初の予定通りオールドロックなアレンジです。後半は激しく歪んだ音色で、ちょっとメタルな雰囲気のリフです。

最初、後半もオールドロック的なシンプルでヘビーなアレンジの予定でしたが、アレンジ時にエレキを弾いているうちについ32音符を入れてしまいメタルっぽくなってしまいました。こういうリフは得意なので、ついつい弾いちゃいました。アレンジは当初の予定から変わってしまいましたが、これはこれでOKと言うことにしました。

動画の演奏ですが、前回のベースと同じAメロと間奏の抜粋です。ドラム、ベースは前回と同じ設定です。エレキはいつものフライングV、アンプシミュはLine 6 Pod2.0でMesa Boogie DUAL RECTIFIER(1994年)のシミュレートです。録音作業中の動画ですが音の方は複数のパートから編集しています。では、どうぞ!


リンクはこちら → https://youtu.be/O9cBJ9WmgxU

(製作期間 : 2020年9月~) 

Copyright 2020 Katsumi Ochiai


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"この世界のすべて" ベース録音編 [ボーカロイド曲:制作中]

ボカロ曲の製作、先週の作詞編の続きでベースの録音風景を動画で紹介です。

今回はオールドロックな雰囲気でアレンジをしようと思って始めました。スローテンポで静と動の対比って感じで静の部分でしっとりとした歌、動の部分で激しいエレキのアドリブにしようと思いました。今回、抜粋した箇所も静と動の順番になってます。

テンポが遅い(BPM=77)ので苦手なベースが楽に弾けると思ってたのですが、つい32音符を入れてしまいオールドロックと言うよりメタルのノリになってしまいました。指弾きはとても無理でピック弾きでもとても辛かったです。なんで、こんなアレンジにしちゃったのかと思いながら大苦戦で何とか弾きました。疲れた。

動画の演奏ですが、Aメロと間奏の抜粋です。ドラムは打ち込みのシンセ(Roland XV-3080)。サンプリングも使ってます。いつものベースMaxon CP-9MXR M80 Bass D.I.+の組み合わせで強く歪ませてます。録音作業中の動画ですが音の方は複数のパートから編集しています。では、どうぞ!


リンクはこちら → https://youtu.be/frGILY7151Y

(製作期間 : 2020年9月~) 

Copyright 2020 Katsumi Ochiai

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"この世界のすべて" 作詞編 [ボーカロイド曲:制作中]

ボカロ曲の製作を開始です。いつものように歌詞の紹介からスタートです。

この世界のすべて music

自分は、大体、3曲ごとに路線を変えながら曲を作ってます。しばらくポップな路線が続いたので、今回から大幅に路線変更です。自分にしてはめずらしくエレキを弾きまくりの曲にしようと思います。最近、あまり弾いてないので弾きたくなった、、、と言うより腕が落ちないようにです。

エレキを弾きまくるのならオールドロックな雰囲気が良いかなと思い、詞もそれ風にシリアスな内容にしようと思って作り始めました。でも、ラブソング好きなのでシリアスなのは苦手ですね。ちょっとだけいつもと違うようにできたかとは思いますけど。ちょっと慣れない路線で、どんな仕上がりになるのか楽しみです。

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  この世界のすべて

明日僕が目を覚ませば君の世界は消えてしまう
けれど闇が支配しても僕は歩いている

君が見てた悪夢なんて叩き壊せば終るはずさ
この世界でもがいてれば終末は来ないよ

(※1)
君に贈るこの世界のすべて 暗闇に支配され死んだ街だけど
僕が変える 花が咲く大地に 君のため闇を裂く
この世界のすべて 君に

今も君は夢の中で迷路にはまり沈むのかい?
そこに僕が行けるならばすべて消し去るから

(※1 繰り返し)

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(製作期間 : 2020年9月~) 

Copyright 2020 Katsumi Ochiai

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音楽って何? [雑感]

今回は、とても取り留めのない雑記です。そもそも音楽って何だろう、、、と言う疑問です。答えはないとは思いますが、たまにそんなことを考えるので書いてみます。すべて私見です。


9th score.jpg


音楽に限らず、多くの芸術は人間の感情を形に変えたものだと思います。絵画であれば心を動かされた風景だったりの何らかの画像を絵にしていくのだと思います。ただし、実際に見たものを描くと言うより、そこで感じた感情を絵として具体化するのだと思います。その過程で現実の画像が感情に抽象化されるので、ピカソのように凡人には理解できない(けれど何か凄い)絵となる場合も多々あります。

音楽の場合、他の芸術と違って現実の元が何なのかがよく分かりません。川のせせらぎや風の音などの自然の音、また人間の会話や叫び、泣き声など、実際の音が元になっているのはとても少ない気がします。

では、何かと言うと、すべての人間の感情が対象だと思います。例えば風景を見て感動した心情、人を愛した時の心情など、あらゆるものが元となって、それを音として具体化するのだと思います。風景から絵画、言葉から小説のように同じ形態に具体化するものと違って、音楽は元が様々なので、とても分かりにくい芸術だと思います。実際に、何の予備知識もなくクラシック曲を聴いて、作曲家が何を思って作ったかを当てるのは至難の業だと思います。

実際の所、例えば、山を描いた絵画でも作者は山そのものに心を動かされたわけではなく、そこから波及するに何かに心を動かされているわけで、やはり絵画であっても作者の気持ちを当てるのは難しいです。ただ、分からなくても「綺麗な山の絵だね」でシンプルに感動するのもありだと思います。

音楽の場合も、歌物なら単純に歌詞の表面的な設定に感動するのもありですが、1回聴いただけで歌詞を聞き取るのは難しいですし、いずれにせよ理解が難しい芸術だと思います。でも、歌詞が分からなくても、メロディーを覚えなくても、始めて聴いて心を動かされる時もあります。理解するしないは関係ないとも言えて、結局、音楽ってなんで感動するのか分からない不思議なものですね。

タグ:音楽
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宅録史10:プロ並みの品質を目指せ [連載読み物]

自宅録音の黎明期を語る自分史の続きです。

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8トラックMTRを加えた新たな作曲環境が整い、その後、1年弱をかけてオリジナル・アルバム用の打ち込みと録音が終わりました。これを当時の主流であったカセット・テープとして配ろうと考えていました。しかし、当時のアマチュアが作るオリジナル・テープはどれも音がしょぼく、プロのCDとはレベルの差がありました。自分が配布するテープは、もう少し何とかならないかと考えました。今までは完全に自己満足で曲を作ってましたが、この辺りから他人に聞いてもらう作品としてのクオリティーに意識が向いてきたのです。

雑誌などを参考にしてプロのCDの音作りを研究して、良い音にするための肝は「空間処理」と「音圧」だと分かりました。まず、「空間処理」は各楽器の配置が感じられるかです。左右は二つのスピーカー間で簡単に位置を決められますが、奥行きは残響や音質など複数の要素が絡みます。各楽器で奥行きを変えるためには、ミックスダウン時に複数のエフェクターが必要だと気が付きました。

そこで残響を得るエフェクター(リバーブやディレイ)を買い足すことにしました。すでにギターの録音時の音作りにはマルエフェクターのRoland DEP-5とYAMAHA SPX-90Ⅱを購入してました。ミックスダウン時にもこれらを使うと共に、安いマルチエフェクター(BOSS SE-50)をさらに2台買うことにしました。

次は「音圧」です。CDとカセットテープのクオリティーの差は埋めようがありません。しかし、プロのCDをカセットへダビングしても「音圧」があり、元の音が違うのが分かります。あれこれと調べ悩んだ末に、ミックスダウン後にさらにマスタリングという作業があり、そこでリミッターを使って音量を圧縮する事だと分かりました。

しかし、当時は現在のようにPCのアプリでプロとアマチュアが同じ機材を使える時代ではなく、マスタリング用のリミッターは非常に高価なアナログ機器でした。同じ機材を揃えるのは不可能でした。そこで、いつものようにある物で済ませる方法を考えました。それはアナログ・テープ(VHSビデオのHiFi音声トラック)にミックスダウンすることでした。それもレベルメーターが振り切れるぐらいのオーバー・レベルで録音することで音を圧縮したのでした。歪まないようにするには録音レベルの調整が大変でしたが、自然な音色に仕上がりました。

その後にデジタルテープ(DAT)へダビングしてマスターテープが完成、そこからさらにカセットテープへのダビングを量産しました。

宅録史_10

これで、自身初のオリジナル・アルバムが完成しました(こちら)。結果は上々だと思いました。

 今回の機材:BOSS SE-50 ×2

 今回の教訓:クオリティーを上げるためには機材も必要だが知恵もいる。

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