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”黄昏に君を思う” ベース録音編 [ボーカロイド曲:制作中]

ボカロ曲の制作、いつものように作詞編に続いてベースの録音風景を動画で紹介です。

今回はシンプルなバンド・サウンドのアレンジです。ベースはピック弾きでドライブが効いた演奏を狙いました。基本はルート音の8分音符弾きですが、動きのあるフレーズを多めに入れました。ラフな感じでバンドっぽい演奏になったと思います。

動画の演奏ですが、1コーラス目の抜粋です。ドラムは打ち込みでLogic付属の音源。いつものベースMaxon CP-9MXR M80 Bass D.I.+の組み合わせです。録音作業中の動画ですが音の方は複数のテイクから編集しています。では、どうぞ!!


リンクはこちら → https://youtu.be/245I6X2fw3w

(製作期間 : 2023年6月〜) 

Copyright 2023 Katsumi Ochiai

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ミュージッククリエイターハンドブック [雑感]

音楽制作者必携のバイブルと謳われている”ミュージッククリエイターハンドブック”を購入しました。PCを使用した音楽制作の基本を網羅した参考書です。

MIDIハンドブック

自分はまだPCやDAWがない時代からMIDIを使って曲を作っていたので、MIDIの規格等はかなり詳しい方だと思います。MIDIは1990年に”コンピュータ & MIDI II テクニカルブック”を買って勉強をしました。とても役に立ちました。

同様にオーディオの編集も黎明期からやってるのでそれなりに知識があります。なので、今さらハンドブックを購入する必要性はあまりないのですが、MIDI検定を受けてみようかと思ったのが購入の理由です。このハンドブックはMIDI検定の公式ガイドブックでもあるのです。

MIDI検定は1級から4級まであります。4級は初心者向け、3級、2級と難しくなり、1級は年に数名しか受からない超難関です。MIDIと名がついてますが、実際にはオーディオも含めてDAWの操作全般、楽譜などの音楽の基本も多く含まれます。2級以上には、曲のデーター作成の実技もあります。ハンドブックはそれらの広い知識を網羅した辞典的な作りになってます。

試しに過去問をやってみたら3級はギリギリ合格、2級1次はギリギリ不合格でした。新しい知識が足りてないのが分かりました。欠けている新しい知識を習得するためと既知の内容も網羅的に整理できると思ってハンドブックを購入しました。

検定に実利があるわけではないですが、長年、音楽を作ってきた身として腕試しと思って検定を受けてみます。検定は12月初旬なので、それに向けてお勉強です。

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”黄昏に君を思う” 作詞編 [ボーカロイド曲:制作中]

またボカロ曲の制作を開始です。いつものように作詞から紹介です。

黄昏に君を思う_music

しばらく、アレンジに凝ったマイナー調の曲が続きました。今回は自分的に王道のシンプルなギターバンド的な曲を作る予定です。大好きで得意なアレンジですが2年ぶりぐらいのご無沙汰です。

気分良くアップテンポでスカッと明るい曲で歌詞はラブソングにしようと思って作り始めました。でも、切ないイメージも入れたいな〜と思っているうちに、ちょっとウジウジして暗くなってきてしまいました。結局、いつものパターンですね。

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    黄昏に君を思う

茜さす街を一人歩く 湿った風が頬を撫でて過ぎ去った
気持ちが落ち着かなくて 走り出したくなるよ
君が見せた笑顔のせいだ

教室で君とすれ違った 視線が交わり君が近づいてきた
けれども振り向き逃げる 君を置き去りにして
それじゃダメだと分かってるよ

(*1)
切なく苦しいよ君に届かないよ どうして心が痛むのだろう
気持ちを伝えたい その勇気をつかむ 君を思うから 黄昏に

帰り道君が前を歩く 日が落ち制服がオレンジに染まってる
振り向く君と目が合う 僕は拳を握る
君に駆け寄り声をかける

(*2)
気持ちが溢れてる伝えられないほど 夕陽が力を与えてくれる
言葉に乗せるのは胸の内の全て 君を思うから 黄昏に

(*1繰り返し)
(*2繰り返し)

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(製作期間 : 2023年6月〜) 

Copyright 2023 Katsumi Ochiai

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良い音って? [雑感]

今回は音楽を再生する機器の良し悪しについての雑感です。良い音ってなんだろうと言う抽象的なお話です。

FOSTEX NF-1A

自分は作曲を趣味としてるので、音楽を再生する環境(オーディオ機器)にはそれなりの物が必要です。とは言っても、シンセサイザーなどの楽器、エフェクター、録音機器など、曲を作るために必要な機材は多く、また値段も安くないので、オーディオ機器まではお金をかけられないのが常でした。

また、音楽はオーディオ機器で聴くより、生のライブやコンサートの演奏の方が絶対に良いと思ってしまうのも判断を難しくします。ライブの演奏はノイズと歪みだらけで、ダイナミックレンジや周波数特性などの数値に優れた高価なオーディオ機器とは対極の環境です。

つまり、オーディオの世界の良い音とは、実際の音楽の演奏とは異なる架空の世界の良い音を狙った製品達なのでしょう。曲を作る側としては架空の世界の音を目指すことは困難です。現実の演奏を模範としつつ、いかにノイズや歪みを抑えてクオリティーを上げた曲を作るかが肝だと思います。そんな事を考えると、曲を作る立場としては、それなりの音で十分かなと思ったりしてしまいます。

それよりも重要なのは、演奏のわずかなミスを見つけたりバランスの取れたミックスダウンをするために個々の楽器が確実に聴き取れる事です。もちろん、そのためにはある程度の品質のオーディオ機器は必要です。ですが、必要なのは良い音というより生々しい音だと思います。実際に録音用のモニター・スピーカーはそう言う音だと思います。

現在使ってるモニタースピーカーのFOSTEX NF-1Aを購入してからは、これで十分と思ってます。これ以上オーディオ機器にお金をかけるより、たまにはライブを聴きに行った方が、良い音を聞ける耳になる気がします。

と言うことで、かなり主観的な良い音の話でした。

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音楽歴7 暗黒時代 [連載読み物]

5年ほど前に連載した自分の音楽歴。感動を受けると共に作曲への原動力となってきたアルバム/アーティストを書いてきました。とても久しぶりに続きを書いてみます。時代は1990年代前半です。

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前回までは多感な中学生から社会人の新人時代(20代前半)のお話でした。そこから数年は作曲の他にバンドもやっていて自分的には音楽三昧でした。しかし、世界は変わっていきます。1990年代に入りロック界に激震が走ります。

その頃、自分が好きだったヘビーメタル系は普通のポップス・チャートに入るほどの繁栄を極めてたのですが、1990年代に入り一気にブームが終焉します。ニルバーナのような退廃的なロックが一気に広まり、メタルや速弾きを主としたリード・ギターは一気に古くてカッコ悪いものとなってしまいました。

当時、好きだったメタリカも時代の空気を読んだようにガラッと作風を変えた”Metallica”(通称ブラック・アルバム)を出しました。当時の自分は「なぜ、こんな曲を!」と憤慨しました(今ではその良さも十分に理解できますが)。

まさに暗黒時代でした。好きだったバンド達も新譜が出しにくくなりライブも激減しました。たまに新譜が出ても、どのバンドも時代の流れに右往左往しているのかガッカリする完成度が多くなりました。

そんな中でも元Helloweenのリーダー&ギタリストのカイ・ハンセンが結成したガンマレイ(Gamma Ray)は、ハードさを失わず普遍的な良い曲を作っていて、暗黒時代にあって唯一安心して聴けるバンドでした。

“Heading For Tomorrow” Gamma Ray
71 Heading For Tomorrow

そして、言うまでもなく日本のトップ・ギタリストの布袋 寅泰。ソロになってからシンセサイザーを多用するなど実験的なアレンジを初めました。エモーショナルなギターはもちろんですが親しみやすい歌物の曲が大好きでした。

“Guitarhythm II” 布袋 寅泰
72 Guitarhythm II

暗黒時代に影響を受けたわけではないですが、自分自身も1998年の2ndアルバムの完成を期にギターをやめてしまいます。世の中も自分自身もギターの時代は終わりました。

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”世界を変えるぐらいは” リズムミックス編 [ボーカロイド曲:制作中]

先週公開したボカロのオリジナル曲"世界を変えるぐらいは"、いつものように製作後記です。今回はリズムパートの音作りを動画で紹介です。


先週、まだまだサウンド・メイキングの技が足りてないと書きましたが、今回の曲ではそれなりにいろいろとトライはしてみました。その中からリズムパートの音作りを紹介します。

打ち込み編ではAメロからの静かなパートを紹介しましたが、今回はサビの激しいパートです。通常のロック的なドラムにTR-909系のリズムループを足してます。バスドラの低音の補強とスピード感のあるハイハットです。

一般的なエコライザー、コンプレッサー、リバーブの他にLogicに付属のPhat FXをかけました。Phat FXは過激な音作りができる面白いエフェクターですが今回は控えめな歪みをかけてみました。では、どうぞ!


リンクはこちら → https://youtu.be/hc0fOiCzloY

と言う事で、まだまだやりきれてないですが、今後の音作りの挑戦のきっかけにはなりそうです。

いつものようにトラックの構成も書いておきます。

世界を変えるぐらいは_Trucks

 ドラム (Logic Pro): 3トラック
 ドラム (サンプリング): 1トラック
 シンセサイザー(Logic Pro): 2トラック
 シンセサイザー(Roland XV-3080): 7トラック
 ベース : 1トラック
 エレキ : 3トラック
 ボーカロイド: 6トラック

(製作期間 : 2023年5月〜6月)

Copyright 2023 Katsumi Ochiai


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古いMacのデーターをWinで読む [楽器・機材紹介]

今回は古いMacのデーターをWindowsで読み取ることにチャレンジしました。HFSExplorerというフリーアプリを使ってみました。

NASを導入して過去の膨大なPCデーターを整理しました。ただし、古いMac(Classic Mac OS)のデーターからは、過去にコピーした最低限の必要なもの除いて、多くはCD-Rに眠ったままであることを書きました(こちらの記事)。

多くは現在のアプリ自体が対応してないのでそのまま死蔵となってもしょうがないですけど、稀に過去のデーターを確認したくなることもあります。ただし、現在のMacではCD-Rが読み取れないのです。

Macは何度もOSやファイルシステムが変わっているので過去と現在でまったく互換性がないです。その点、昔々のデーターも読み書きできるWindowsは便利です(その代わり複雑で上手くいかないことも多いですが)。

古いMacのデーターはHFSと言うファイルシステムでCD-Rに書かれてます。残念ながら現在のMacでは読めず、対応したアプリもみつかりませんでした。調べてみるとWindowsではHFSが読めるアプリがたくさんあるんですね。

と言うことで、WindowsにHFSExplorerをインストールしてCD-Rを開いてみました。何の問題もなく読めてデーターを取り出すこともできました。ただし、日本語が文字化けして表示されてしまいます。これはどうにもならないようです(現在のMacにファイルをコピーしてくれば修正はできるようです)。

HFSExplorerでHFSのCD-Rを開いたところ
HFSExplorer

ただし、結局、目的のデーターはみつからず。勘違いで元々データーはなかったと思われます。やっぱり膨大なCD-Rには不要なデーターしかないようでHFSExplorerが活躍する機会は少なそうです。

とは言うものの、2年前まで元気に現役だった古いMacですが、今では立ち上がるのが精一杯の不安定な状況になってます(使われなくなっていじけたかな?)。古いMacが往生してもWindows経由でデーターが読めるのは安心ではありますね。

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PC版のレイアウトを変更 [ご挨拶・お知らせ]

ブログのPC版のレイアウトをちょこっと変更しました。3列表示だったのを2列にして本文の幅を広げました。

昔々のレイアウトのままで窮屈で読みにくいな〜と感じてました。まずは簡単にできる範囲で直してみました。久しぶりのレイアウト変更なのでCSSの修正など、やり方を思い出しながらの作業でした。

CSS編集

少し大きく画像や動画も貼り付けられるので、記事の書き方もちょっとずつ見やすくしていこうと思います。

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”世界を変えるぐらいは” feat. MEIKO [オリジナル曲:ボーカロイド]

作詞編打ち込み編エレキ録音編と制作過程を紹介してきたボカロのオリジナル曲が完成しました。今回はダイナミックなアレンジのマイナー調のポップスです。今回もオリジナルのイラストを使った動画を作ったのでご覧ください。


リンクはこちら → https://youtu.be/1TlYYYipVjo

しばらく作り込んだアレンジのマイナー調の曲を作ってきました。今回はその集大成です。打ち込みの静の部分と激しいギターの動の部分を対比して、自分としてはかなり作り込んだアレンジをしました。

思うようなアレンジにはなりましたが、こう言う今時の凝ったアレンジをすると、ミックスダウンのサウンド・メイキングの技が足りてないな〜と実感します。まだまだ勉強が必要ですね。

ドラムとシンセは打ち込みでLogic付属の音源、シンセはRoland XV-3080も使ってます。いつものベースMaxon CP-9MXR M80 Bass D.I.+の組み合わせ、エレキはいつものフライングV、アンプシミュはLine 6 Pod2.0でMesa Boogie DUAL RECTIFIER(1994年)のシミュレートです。ボーカロイドは、MEIKO V3です。

動画と同じ音源ですが、いつものようにMP3もアップしておきます。

(製作期間 : 2023年5月〜6月)

Copyright 2023 Katsumi Ochiai

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